First Kiss

幸坂かゆり Weblog

カテゴリ: 音楽

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昨夜、かなり長いこと寝かせた小説を蔵出ししたところ、
ものすごい下手さが湧いておりました。
ストーリーも、文章も、結びに向けての抑揚もおかしい。

2004年。私はこんなに回らない頭を持っていたのか、と今思います。
元々、エンターテインメント小説とは程遠かったのは確かですが、
それにしてもひどい。まずあり得ない状況が登場人物を悩ませている。
いや作者(私ね)気づけよ、気づかせてあげなよ、と頭を抱えました。
もう完成してしまったものは仕方ないので、
できる限り推敲、改変して小説ブログから、
大澤誉志幸さんの曲名を作品にするブログ、
「ソファーの上でロマンスを」へと移動して掲載しました。
これは、突っ込みどころ満載の掌編です。承知の上です。
しかし恐ろしいことに推敲する前の2004年のオリジナルは、
もっと酷かったということを考えると、マシだ!と思えるのです(作者がw)

軽く作品の内容に触れると、
恋人同士だったのに何らかの事情で会えないまま数年過ごしている。
ある日突然、女性宛てに送られてきたのはグアム行きの片道航空券。
差出人に名前も書いていないが字に見憶えがある彼女は行ってしまうのです。
そこで送り主の彼と再会するのですが、これまで会えなかった理由が酷すぎる…。
2004年のものは何度も書きますが更に酷いので、そのエピソードは丸ごとなくしました。
なので、何か起こりそう、しかし何も起こらない。ドキドキハラハラ、
…いや、ちょっと待って。そのまま!?  と、いうところで終わります。はい(笑)
すいません。山なし小説でございます。雰囲気を楽しんでいただけたらと思います。

なぜ舞台がグアムなのかと言いますと、
以前大澤さんのファンクラブにて物語と同じ日付にてグアム旅行の計画があったのです。
私はもちろん参加できませんでしたが、行ったような気分になるためにその日の月を調べ、
当初のタイトルには副題にファンクラブでついていた名前「Sweet Honey Moon」を、
お借りして付けていました。ハネムーンと初蜜のような月。発想はいいですよね(笑)

ただ、お話をかなり替えたので無駄にハードボイルドなシーンが入ったりして、
本当に何か起こりそうな気配がぷんぷんする小説となりました。
どうなったかは、あ、あなたの目で確かめてみてください!<(_ _*)>💦
ちなみに「g.o.a.t ブログ」、文字規制があるようで一気に載せることができず。
図らずも前後編に分かれてしまいました。
決して長くないし、引っ張りたくなかったので少し残念です。
もしよろしかったら作者がここまでボロクソに言う小説、興味本位で読んでみませんか?w

タイトルは大澤誉志幸さんの1998年のアルバム「Love Life」より、
「Private Heaven」と名付けました。優しい愛に溢れた傑作のアルバムでして、
その優しさと溢れ出すポップさをぜひ、小説にしてみたいと思っておりました。ぜひ。

ヒロインのイメージは我が家にいた猫、ななちゃん。冒頭画像の女の子は、Inka Williamsちゃん。気が強く、それでも包み込むようなまなざしを持っていることからイメージ画像にしました。

◆前編


◆後編


大澤さんのアルバムはコチラ↓

LOVELIFE
大沢誉志幸
ダブリューイーエー・ジャパン
1998-04-25

2017 4 23 monkey magic compilation

(2020/09/08更新)

新旧ゴダイゴを取り混ぜて作らせていただいたものです。よしなに…
なんて時間が経つのが早いのでしょう。
昨年1月27日。私にしてみると大冒険であったゴダイゴライブのための大阪紀行。
血肉になっているのとは裏腹に、現実では既にもう過去の出来事になっている。

昨年、ゴダイゴやタケカワさんのことをおもいっきり喋りまくろう、と思い立ち、
2017年3月、専用のTwitterアカウントを作りました。
現在は閉じましたがとても楽しかったです。
何より会話が普段のアカウントと違ってものすごく多くて、
ひとつつぶやくごとに反応があるので、アドレナリンが出るほどわくわくしました。
ただ段々と思考の乖離が出て来てしまったのも事実で…

昨年2017年は、小中学校以来聴いていないゴダイゴのアルバムを探すことから始まりました。
タケカワさんのソロアルバムなんて知らない作品が10枚以上あって、
そのほとんどが廃盤になっていたので探すのも大変でしたが何とか入手して聴けました。
ゴダイゴの音楽と言うとヒットしたものがもちろん有名ですが、
少し浮世離れしているというか、スケールが大きくて、
通常の、例えば恋愛などに関しての曲は少なかった訳ですが、
タケカワさんの初期のソロアルバムではそんな恋愛的要素を思いきりフィーチャーしていて、
ゴダイゴ解散後、出したアルバムのタイトルはそのままずばりの「I LOVE YOU」だし、
ストレートな恋やそれにまつわる出来事なども描かれた作品が多く驚愕しました。
順を追って聴いていくと、恋に始まり、家族ができて、子供が増え、
その子供たちを励ますやさしい歌へと変化していったように思います。

私はそれが、彼が模索した中で完成した音楽のテーマなのかな、と思っていたのですが、
それを拒否する人が多くて辟易してしまって。もちろん感想は人それぞれではあるけれど、
「アーティスト」自身が取り組んでいる音楽的要素を否定されると、どこか私の本能が痛むのですよ。
そのうち、盛り上がっていた彼の体型やら声の変換について話すのが疲れてきてしまった。
そんな話はどうでもいい、と。

嫌なら見るな、とは簡単に言うけれど人間て、話をしてみないとわからないじゃないですか。
それまで仲良く話していた人が実は考え方の全く違う人だった、ということだってある。
その考え方の違う人を否定するほど私は偉くもないし、権利もない。それこそ人それぞれ。
元々考え込むタイプの人間なので段々悩みが深刻化してきてしまい、
そのアカウントもそろそろ潮時かなと思い始めました。
そして、一昨年9月くらいからライブの計画を建て、
実現したあとに報告してアカウントをやめようと考え、実行しました。

削除一日前はひとりでお祭をやっているかのごとくたくさんつぶやきました。
もっと本音を書いても良かったかな、と思うくらい。
私の考え方の譲れない部分として、
「完成されたものへの否定」というものがあります。たらればですとか。
そこを侵害されるとやはりその中にはいたくないな、と思うのです。
何かのファンになる。それは何でもいいのですが彼らの仕事内容に関しては、
素人であるファンが口出しをしてはいけない領域だと思うのです。
ファンが支えているからアーティストが活動できるのではなく、
アーティストが続けてくれるからファンは応援できるのです。
そこを履き違えたくないといつも思うのです。

どうしても夢中になったものの専門の話になっていくと、
狭量な世界になってしまうのだなとアカウントを作って実感しました。
要するに濃厚すぎた。説教のように知識を教えられるのも面倒だった(すまん)
そして、ちょうど四季もひとまわりして区切りが良いところで終わらせることができました。
けれどそれじゃあ印象が悪いのかと言うと、そんなことはなく、
とても勉強になったな、と思っています。
風通しの良い空間をどれほど自分が切望していたか思い知らされた。
アーティスト自身を嫌いになることはないけれど、もう深入りはしない。
そう決意させてくれた別アカウント体験でした。
と、まあこう書くと皮肉じゃないけど皮肉に聞こえるな(笑)

それと正直に書くと、
元々、私が大好きな大澤誉志幸さんとゴダイゴって逆の立ち位置にいるようですよね。
大澤さんはもう見える範囲では「気楽に行こうぜー。ゴーゴー」てな感じですが、
本来はめちゃくちゃ情熱的なアーティストで勉強家。でもその部分を見せない。
悲しみを悲しみで表現しないとか、逆説的な作品もたくさんある。
私はそういう思考の影響も多分に受けているし、大澤さんのような人を知るからこそ、
アーティストが持つ複雑さは到底素人にはわからないと思うのです。
作品という形になってやっとそれは姿を現すものだと思います。
そこを批評家気取りしてみたってもう作った本人は先を見ています。
だからこそ、尊重がまずありきでなくては。

でもそれとは違って、精一杯愛したな、とも実感しているのです。
どこか言い過ぎのひとに対して冗談を交えて否定を試みて、話題を変えたり、
とにかく会話に頭を使いました。ここまで愛せたらもう思い残すことはない。
今でもそのアカウントから交流のある方はおりますが、
皆さん、風通しの良い考え方の持ち主です。
こうしてできた縁は大事にしていきたいと思います。

※ ※ ※

そんなわけで、普段どおり、また本と献立と猫、好きな意見をリツイートするという、
本来の地味な幸坂かゆりアカウントひとつに統一したわけですが(笑)
なんだか以前にも増してとても楽になりました。
社会不安というものを抱えている中で、私よくやったなと思います。
おかげさまで関わる楽しさを知り、以前からの友達と話すのも緊張より楽しさがあります。

そして、忘れていた感情をよみがえらせてくれた出来事もありましたが、
そこは物書きなので「懐かしい痛み」として、
しっかり感情を記憶して美化して利用させていただくとします(笑)
ご清聴、ありがとうございました!

「ハピネス」 タケカワユキヒデ


11月17日、突然、ゴダイゴの音楽が聴きたくなり、
手っ取り早くYoutubeで探した(すいませんすいません)
しかし今いちばん聴きたいと思うアルバムの中の曲は当然見つからない。
けれどヒット曲や小学生当事大好きだったVo.タケカワユキヒデさんのソロなどが、
ひとつのチャンネルにて歌詞付きで見つかった。
安易にイイネ!とか押して違法だとしたら応援しちゃいけないよなあ、と思い、
チャンネル元に行き、リンクしてあるサイトに飛んだ。
すると本人さまのオフィシャルサイトだった。
しかも「11月17日更新」と書いてあった。
(現在は11月24日のインフォメーションに纏められています)

聴きたくなったジャスト当日、ブログ更新日でした。うおー!タイムリー!
何とか落ち着きを取り戻し、安心してその歌詞付き動画をツイッターにてつぶやいた。
曲は馴染んでいるし懐かしいけれど過去に知っていたと同時に、
過去と言ってしまえないほど彼の曲には思い入れがあります。

タケカワ、と恥ずかしさから呼び捨てで呼んでいたタケカワさんは私の初恋のひとであり、
数日前気づいたばかりなのですが私の「お兄ちゃん欲」を満たしてくれた存在でもある。
個人的ですが、あらためて考えると私がファンになる人は年齢に関わらず、
自分が勝手に「兄っぽい認定」をしている人なんだな。
さらに超個人的になりますが、私がタケカワさんの音楽を必要としていた時期は、
両親の事情で引越しが重なったり不登校になったり、心身ともに不安定な時期だった。
それこそ家でも外でも自分の居場所がなく何もかも蚊帳の外のような状態。
自分が悩んでいるのかもわからないくらい混乱していた。
そんなときに引越し続きで配置すらごちゃごちゃしていた巨大なステレオで、
それでも無理矢理聴いていたのがタケカワさんのソロアルバム「Lyena」だった。
当事はレコードでした。引越し中、ステレオが使えないときも、
親戚の家を訪ねる機会があれば持参し、そのおうちにてかけてもらった。
なぜあのときあれほどタケカワさんの音楽を欲していたのか。
多分、私にとって彼の曲は子守唄だったのだろうと思いました。

今現在も数ヶ月前から不安定になり、自分でも何がそれほど不調なのかわからないまま、
過ごしてきて、ふとタケカワさんの声がまた聴きたくなり、先のチャンネルにて、
がぶがぶと水を飲むように1曲ずつすべて聴いた。
タケカワさんが今でも現役でしかも今月26日にニューアルバムを発表し、
今後、ライブも予定されている。
唯一、幼い頃の思い出を共有している姉にこの偶然を話すと、
感激のあまり涙ぐんでいた。ドーナツ屋さんで。

そしてそのお水がぶがぶ的タケカワさん欲求(書き方おかしい)は、
今日(こんにち)も続いており、以前のものでまだ聴いたことのなかった楽曲を気に入り、
ダウンロードしちゃった♪ 「I Love you」って言うんだぜ。直球だぜ。
数年前にも突然タケカワさん返り(だから書き方g)したときがあった。
そのときのことはあまり憶えていないけれど定期的に訪れる。
いやただ単にファンである気持ちが継続しているだけかも知れないけど(笑)
それでも日付けやアルバム発売間近だったという偶然は、
それまでまったく触れていなかっただけ驚きを感じてしまうのです。

Youtubeのチャンネルは「amenityinc」という名前で、
ここは公式のタケカワさんの事務所の名前です。
歌詞付き動画には「僕シンvol.2」と書かれてあって、
どうやらそれはライブのようで「僕とSing Together」の略でした。
歌詞は、黒色、青色、赤色と分けてあり、
色にはそれぞれ、タケカワさんがひとりで歌うところ、一緒に歌うところ、
(ファンの)皆さんだけに歌ってもらうところ、と表記してあります。
「皆さんだけに歌ってもらうところ」は何気にハードルが高いです。
ひとりだと歌う勇気が出ません。タケカワさんはS属性でしょうか。

それにしても名曲揃いです。
そこから流れてちょっと他の若き日のタケカワさんの動画なども見ましたが、
今この年齢になって見てみると子供のときとは目線が少し違っていました。
色っぽいところがあったり、わかっててやってる的なかわいいあざとさがあったり(オイ
歌の合間に下唇を噛むくせをあらためて見てはどうしようもなく甘い感情に捉われます。
きっとまた人生の岐路で私はタケカワさん返りをしてしまうことと思います。
そして、その度に元気なタケカワさんが幸せに歌っていてくれていたらいいなと願います。
幼かったあの頃、あんなに惜しげもなく笑顔をくれる人というのを私は知らなかった。
幸せをありがとう。今だからこそ恥ずかしくなく言える。


◆ ◆ ◆

ところで大人になってあらためて見たことで突っ込んだ部分もありました。
私の個人的イメージでどうしても「君」「僕」という言い方が似合うと思っているため、
「おまえはとてもワンダフル」というタイトルを見つけたとき、
瞬時におまえ言うな、と思ってしまいました。すいません。
そして懐かしの森永ネクターやハバナチョコレートのCMに至っては、
自分の顔が色んな色に染まり、汗も火も噴き出ました。
多分その勢いは銀河鉄道999の窓をかち割り無賃乗車してしまうほどでしょう。
うん。「愛って奴は言葉や数字じゃあらわし切れないミステリー*」ですよね。

※ニューアルバム。ライブ音源のようですね。
 伸びやかですてきなジャケットです。↓


 
※デモ音源が聴ける贅沢なシリーズも出ていました。↓

HOME RECORDING DEMO ARCHIVE SERIES VOL.1
タケカワユキヒデ
G-matics
2010-08-25

 
※デモ音源シリーズ8作目。↓ 7作目の曲は視聴できます。良いです!

HOME RECORDING DEMO ARCHIVE SERIES VOL.8
タケカワユキヒデ
(株)ディスクユニオン
2011-04-27






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*歌詞引用 「ハピネス」 作詞 / 奈良橋陽子、山川啓介(1979年)

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久しぶりに書き物から離れた話題を。
引退後、大学院に通いながら精力的に毎年一作品を作っている、
フィギュアスケーター、町田樹さん。

2016年10月1日の「Carnival On Ice 2016」にて、
「あなたに逢いたくて」が最終公演となるそうですね。
このプログラムが大好きなので、淋しいです。
バレエや演劇のように再公演というものは今後ないのかなとも考えますが、
彼はきっと既に新しいことに向いているのでしょう。
そんな訳で、町田さんがまだ最終公演として滑り終えていないうちに、
思いを綴っておこうと思います。 

「あなたに逢いたくて(Missing You)」※PC View Only
 

あまりにも好きだったので、
彼が着ている衣裳に近い服を何となく探してしまったり、
金色のチェーンのネックレスを着けたいと思ったり、
気持ちが憑依するような尋常ではない感覚に陥っていました(怪しい)

私事になりますが、
今回町田さんが「あなたに~」を滑ってくれたことで、
聖子ちゃんの大ファンだった頃を呼び覚ましてもらったのも嬉しかった。 
80年代、アイドル真っ盛りの聖子ちゃんが大好きでした。
アイドルに詳しくなくて、姉に教えてもらったのですが、
初めてその歌を聴いたとき、軽い衝撃が走ったのを憶えています。

間を飛ばしてはいますが13枚目辺りまでアルバムを購入していました。
ロマンティックな恋愛ソングが多い聖子ちゃんでしたが、
8枚目の「Canary」というアルバムは異質な曲が多数収録されていました。
1曲目はいつものように明るく始まるのですが、
ご自身初の作曲のものやシングルを除くと、 
4曲目「Misty」からアルバムのラスト「Silvery Moonlight」まで、
とてもひっそりとしていて、いつもの明るさは影を潜めておりました。
彼女の甘いハイトーンボイスにミステリアスな楽曲や歌詞が映えてものすごく好きでした。
「Misty」は歌詞も素晴らしく、狂気のような包容力があります。

 眠ってね 私がやさしく
 歌ってあげるわ 髪を撫でて
 
ここだけ切り出すとやさしい恋人の姿を思い浮かべるのですが、
冒頭、歌詞の中の「私」は髪を撫でる相手に対し、
相手のうまく行かない恋の相談に乗っているようなのですが、
段々、彼女に気を許し始めるさまに「私」は、

 あなたを二度と離さない
 帰さない
 傷ついてもいい
 愛してる 

と、思い詰めるほど恋心を深めて行きます。
これは現実では不倫の恋なのでどちらも庇えませんが作品なので…。
彼女のピュアな声と歌唱で、こうした歌詞を歌うのです。
聴いていて体が震えました。
そのタイトルが「Misty」― 霧。
美しく霧に隠されるふたりの情景が見えてくるようです。
魔性の女なんてありふれた言葉じゃない。いっそもっと神話のような。
セイレーンのように、男を自分の世界に連れ去ってしまうような。

調べると1983年の曲なんですね。今聴いても謎めいていて好きです。
あの頃、もっと感性が柔軟だった私はこの曲の歌詞もメロディーも、
雰囲気もすべて飲み込み、自分の中に住まわせていたのだと思います。
ここまでミステリアスな聖子ちゃんは、未だ知りません。

長々と書きましたが「あなたに逢いたくて」は当事とてもヒットしたので、
すべては知らなくてもサビ部分は知っていました。
でも今回町田さんが聖子ちゃんを取り上げ、改めて聴くと、
作詞作曲が聖子さんであり、すべて日本語の歌詞であり、
久しぶりに聴いた「聖子ちゃん」はいつの間にか「聖子さん」と呼ぶ、
大人の女性になっていました。 
もちろんそれはとても素敵なことなのだけど、
あの「ミステリアスな聖子ちゃん」は、面影を残しつつ、
もうどこにもいないのだな、と少し淋しくもありました。

しかし、それを継いでいるのが実はたった今の町田さんで、
彼は今、ちょうどあの頃の聖子ちゃんのような多面体な表情を見せてくれています。
ロマンティストで豊かな感受性を持ち、悪人でさえ純粋な個性に変換できる町田さん。
彼が聖子さんの楽曲を選んだのは必然のような気がしています。
まだまだ若く、色んなことを吸収できて、更に勉強をしている。
そんな彼がどこまで表に出てくれるのか、と考えるのは怖いのですが、
できる限り、その成長する姿と美しいプログラムを、
彼の思考する定義と哲学で、ぜひ見せて欲しいと願っています。


Canary
松田聖子
ソニー・ミュージックダイレクト
2013-07-24

※「Misty」収録アルバム

Vanity Fair(紙ジャケット仕様)
松田聖子
ユニバーサル シグマ
2010-05-26

※「あなたに逢いたくて」収録アルバム 

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「Misty」 

作詞 松本隆
作曲 井上鑑 


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― 「&Friends」序章

やっと、です。
大澤誉志幸さんと山下久美子さんのアルバム、
「& Friends」を聴いています。
実はもう「II」も発表されているのですが、
私は冒頭で書いたように、やっと、
1枚目のアルバムを聴いている段階です。
2枚目も、もちろん入手はしております。
そしていちどは聴いております。

ほぼ1年かかった。
いちどだけ聴いて、今は聴けないと思い、
あのときの、すべての愛情をくれた皆さんに感謝をして、
素直には聴けないから、と、そのままそっと、
心の中に箱を作ってそこにしまい、鍵をかけた。

この1枚目のCDには、
大澤さんと久美子さんのサインが入っている。
大澤さんには、サインと私の名前も。
友人が大澤さんに頼んでくださり、 
そのCDを私にプレゼントしてくれたのです。
遅いけれど、とても感謝しています。
あのときも伝えたけれど、
多分、動かない感情の中で、
一生懸命伝えようとしすぎて、
半分も伝えられなかったような気がします。
感情が戻ってきた今もそれほど上手に想いを伝えられないけど、
それでも、ずっと想い続け、伝え続けていれば、
伝わる想いはある、と、思えるようになりました。
密林さん、どうもありがとう。 

このアルバムの何が苦手になっていたか。
それは、優しかったから。優しすぎたから。
励ましてくれたり、気持ちに添ってくれたり。
それが自分自身を見失っていた私には惨めだった。
もちろん、精神状態が普通ではなかったのだろう。
そこから、何度も書くけれど、約1年。

私は大澤さんの歌と声に戻ってきた。
戻ってこれた。
そんなときに聴いた1枚目の「& Friends」は、
不届きものな私にも優しく歌ってくれていた。
センチメンタルなんて感情も思い出させてくれた。

今は、すべての音も、
声の抑揚も、リズムも、
すべてが心に突き刺さる。
1年はムダではなかったと思う。

自分にとって大切なものは、
きちんと待っていてくれた。
おかえりなさい、と勝手に自分に対して思う。
これから来る1年は私自身が作っていく。
もう何も言い訳することもなく、遮るものもない。
誰にも対等な、大切な1年の幕開け。雨の上がる日。
そこに、大澤さんと久美子さんの歌があった。

歌っていてくれてありがとう。
心から心から、感謝しています。


/ 上画像 on Tumblr Guzide
 

&amp;Friends
山下久美子 & 大澤誉志幸
テイチクエンタテインメント
2013-03-20


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大澤誉志幸さんのシングルを集めたアルバムを聴きました。
新曲はありませんが、聴き応え充分。 
テレビでばかり紹介される一部の生ぬるい曲など、 
ものともしない素晴らしい楽曲がたくさん収録されております。 
(この「生ぬるい」というのは各自ご自由に…) 

いや、こんな書き方してしまうと「一部」の曲に、 
偏見を抱いているのが丸見えなのですが、 
そう思わずにいられない、あまりにも秀逸な1枚なのでした。 
現在、ユニバーサルミュージックに所属している大澤さんですが、 
以前はこのアルバム元、エピックソニーにおりまして、 
そちらで発表してきたシングル達が今回2枚組アルバムとして登場した訳です。 
最近大澤さんを知りました、という方、 
楽曲は知ってる、及び、すべて持っているという方、 
いやいや知っているけどジャケットがあまりにもかっこよくてという方、 
一家に1枚、ぜひぜひ大澤誉志幸、ベスト・シングル・コレクションをどうぞ。 

そんな訳で大澤さんを肴に・・・と書くのは若干、気が引けますが、 
極上のお酒の相手になってくださいます(めちゃくちゃ敬語・笑) 
欲を言えば、当時のジャケットがすべて載っているという事で、 
期待してしていたのですが、画像が小さかった。 
けど、けど、そこは何かこう20年以上惚れて来た弱みというか、 
達観してしまっているというか…(小声
大澤さんがこうしてアルバムを出してくれるのがとにかく嬉しい。 
その気持ちにすべてが負ける。負けるのも良い気持ちなのだ。 
現に、たった今の大澤さんの写真は素晴らしくかっこよくて、 
モデルさんのようです。裏表紙は全身写真なのですが、 
足が長い。細い。おしゃれ。粋。クール。かっこいい。かわい(略
このアルバムの何枚かの写真だけでも既に価値あり。 
もちろん、デジタルマスタリングされた音もきれいで、 
当時聴いていた頃との劇的な違いに驚いたのですが、 
何というか、こうビジュアル的に以前より幅が広がったというか、 
あーもーー!誉めることしかできないという。 
そんな私はたった今酔っていて心もふわふわなので、 
もう言葉に責任は持たない(笑) 
ただただ、大澤さんの初期からごく最近のシングルまで、 
声や歌い方の微妙な変化を楽しませていただいている。 

ロックなカッコよさからソウルやリリカルなバラッド、 
大澤さん本人は戸惑ったという(おぅ、内緒)楽曲も含め、 
さまざまな歌の表情が、生意気ながら成長を窺わせてくれます。 
幸坂かゆりがブログを始めたのも、こうして今書いているのも、 
もっと大げさに言うと、今こうして生きているのも大澤さんの音楽なくしては語れない。 
10代の頃からのファンというと年季が入っていると言っても過言ではないだろう。
あの頃はほんの少し時代に流され、テレビで放送される音楽と比べたりして、 
こうしたらいいのに、ああしたらいいのに、 
と、心の中で注文をつけていたこともあった。 
けれど、今思うととんでもなく赤面するようなことだった。 
大澤さんは既に魂からプロフェッショナルでいて職人な人で客観性も備えている。 
大澤さんからしてみれば、既に常人の考えつくようなことなどからは、 
常に一歩抜きん出た思考を持っていたことだろう。 
現在、昨日今日ですら大澤さんは新しいアイディアをたくさん持っている。 
ファンですら想像もつかないような素敵なアイディアを。 
だからこれからも大いなる刺激を受けつつ、大澤さんと共に歩んで行けたらと思う。 

※ ※ ※ 

TraXX -Yoshiyuki Ohsawa Single Collection-
大澤誉志幸
ソニー・ミュージックダイレクト
2010-04-21


ご贔屓のアーティストふたりが来年早々にアルバムを発表します。
そのふたりとはシャーデーとコリーヌ・ベイリー・レイ。
まずは彼女たちの新しい曲を紹介したいと思います。


Sade - Soldier of Love
/「Soldier of Love」2010/02/08発売 Epic



Corinne Bailey Rae on Later
/「あの日の海」2010/01/20発売 EMIミュージックジャパン



年月ということに関して言えば、
シャーデーは前回のアルバムも6年経って発表だったにも関わらず、
ファン(私も含め)はついてくついてく(笑)
今回も待ちに待ったニューアルバム、どんな内容なのか、
まだ詳細はわからないのですが、今まで出る出ると噂されては消えていた、
彼女の念願のアルバムなので嬉しい限りです。
待つ方もすごいと思うのですが、作り続けるという彼女の静かな意志が、
何よりこうしてファンを引っ張っていくのだな、と思います。

そして2005年にファーストアルバムを発表してから、
まさかの音沙汰がなかったコリーヌちゃん。そこには大きな事情がありました。
セカンドアルバムの制作には入っていたようですが、
昨年、ご主人とおじいさまを亡くされて活動を休止していたそうです。
痛ましい出来事を乗り越え、制作されたセカンドアルバム。
コリーヌちゃんの心の動きが反映されているであろう曲たちを、
楽しみに厳かに待とうと思います。

続けていくのは奇跡であり、意志であるということを、
ふたりのアーティストから学んでいるような気がします。
人間は進み続けるものですね。年齢に関係なく生きている限り。

感慨深いです。

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シャーデーのアルバムジャケットの日本盤は多分、
美しい背中の方ではなく、彼女の真正面アップのものだと思われます。
顔はもちろん見たいけれどデザインの美しさは背中バージョンが好みです。
コリーヌちゃんのアルバムタイトルもそのままだと「The Sea」ですが、
「あの日の海」と邦題がついています。
この邦題は全曲聴いてみないとわかりませんね…。
アマゾンではコリーヌちゃん紹介の記事にて本人の言葉が書かれています。
胸が熱くなったので最後に紹介します。


 私を後押しし、前に進めさせて、続けさせてくれる、奇跡のようなことがあるの。
 その奇跡の神秘こそが全てだと思うし、それがこのアルバム全体の内容。
 失うこと、希望、前に進んで、その美しさを見つけること。(本人談)


Soldier of Love
Sade
Epic
2010-02-09


The Sea by EMI 【並行輸入品】
Corinne Bailey Rae
EMI
2010-01-26

take_1975
思いきり昼夜逆転の日々が続いている。
頭が季節をおかしなインプットをしそうになり、慌てて起きてすぐお風呂に直行。

今日の起床時は午後4時でした。ほとんどまっくらです。3時半になると外は暗い。おまけに外で何やら工事をしていてうるさい。急にお風呂に入り、耳鳴りとか当たり前のように吸い付いてくるけど、いいや、もう。体中にお気に入りのボディー・クリームを塗って保湿し、髪を乾かし、香水を吹きつけて、さあ、どこに行くの? お嬢さん、なーんて声がしたら「あなたとでかけるところじゃない、待ってたのよ」なんて、ジントニック片手に男の肩に手をかけ……。
すいません。嘘です。妄想中でした。香水のくだりまでが現実の私です(笑)

◆ ◆ ◆

昼夜逆転になってしまう理由に鬱の酷さがある。季節的なものもあるかも知れないけれど。迷い事もあり、小説のお題も明日に出る。これはでも強制的に出てください、との管理人さんからのじきじきのメールなので断るわけにはいかない。少しでも気持ちを浮上させたくてちょっと伸びてしまった爪を手抜きして、エイボンのインスタントマニキュアシールでごまかしてみる。夕飯は私の朝ごはんなのに、ビールと共に(笑)ロールキャベツとマッシュポテト、スイートベイジルをかけて。(あと、手でほぐして食べたコマイもあったよ! おお、庶民!)

若干、このような生活でいいのか、と思うが、ま、たまにはね(自分をフォロー)あまりにも鬱がひどい時は、時たま物騒なことをやらかすので、このくらい全然オッケーの範囲でしょう。頭を空っぽにすることが私の今の課題。じゃなければ何度も書いているけど、一歩も進めなくなるから。おじけづいちゃって。おじけづいてちゃ、ロマンスは語れないのであーる。(by 大澤さん)
しかし、こんな情けない、けちょん、とした私は、たった今、大澤さんが聴けない。以前も書いたがこんな自分を見せたくないのだ(見せられないけど)なので、封印とまでは行かなくても、とにかくハッピーな時に聴くと決めている。で、私が今日聴いてきゅん、としたのは、これまた何度もお名前を出してる私の初恋の君。タケカワ氏。

「ほくでん(北海道電力)」のCM」でたまに流れるのね。夕飯時に。

 明日を夢見る瞳にうつるのは
 果てしない大地と 君の笑顔
 Youre my Dream 君は夢
 僕の 君の かけがえのないもの・・・

……ここで唐突に「ほっくっでーん♪」と入り、CMが終わる。
あの曲は「君は夢」というタイトルらしいがCD化になっているのかわからない。ただね。弱って弱って弱りまくって、かゆりちゃん、このまま雪になって消えそう、そんな時にうまいこと、この宣伝がかかってくれるのだ。

 君の笑顔 
 それが、かけがえのないもの。

そんなふうに初恋の君に歌われちゃ、涙の一粒くらい……(出ません)けれど心に深く沁み渡る。何よりあの声。年齢と共に掠れ具合が著しいがそれがまた良い。いとしさを思い出させてくれる声なのだ。
(注)大澤さんに会うのはここから先10年は要する時代でした。

思わずその曲のすべてを知りたくなり、彼のサイトに直行するもやはり載っていない。うーん。あの曲はCM用の短いやつなのだろうか。だとしたらあまりにももったいない。ただ、とても温かな気持ちにはさせていただきました。ありがとう、タケカワ。とビールを掲げてみる。上画像は1975年の若かりし日のタケカワさん。惚れてたんだよぉぉぉ!(いや多分75年は知らないと思いますw)画像はクリックすると大きくなります。


/「君は夢」

作詞・作曲 タケカワユキヒデ

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(追記 2020.07.16)
この「君は夢」はプロデューサー、渡部積氏のサイトにて多分これがすべてと思われる音源が掲載されています。本当にしみじみと良い曲です。できればCD化して欲しかったです。

こちらのページの左「ほくでん」のアイコンをクリックするとあの懐かしい楽曲が聴けます。
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渡部積 works / http://pcamp.jp/works?current_member=187

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レコード屋さんに駆け込んで購入した、コリーヌ・ベイリー・レイを聴いた。
実はもう日本盤を待ちきれず輸入盤を聴いていたのだが、
今回の私のお目当ては、対訳された歌詞。

やっぱり英語はすべてが理解はできない。
どんなニュアンスなのかを知りたかった。

小さい頃からクセなのだが、
外国のアーティストの音楽を聴く時、
一度は英語(とか色んな国の言葉)の歌詞を読みながら聴く。
二度目は、日本語に訳されたものを見ながら聴く。
大体、改行などや単語でどの部分を歌っているかは理解できるので、
そうして聴くと、せつなさやアーティストの思いを、
ダイレクトに感じることができる気がするのだ。
あくまでも個人的な聴き方。
今回、そうやって聴くことができてますます感動。
共感までできて、何曲かで涙。

日本だとまだまだ、デビューとなると、
本人のやりたい音楽の方向性を出しつつも、
売れるのを目的に歌わされる事も多いと思うが、
ライナーノーツを読む限りでは彼女の場合それはなかったという。
彼女自身の求める、音楽姿勢をできるだけ取り入れて仕上がったようだ。
すごいことだと思う。後でそれを読むと感心する事しきりだが、
聴いている時は純粋に聴く(ここが大事だ)

本当に良いアルバムだった。
日本盤はボーナストラックまで入ってお得です。
いやしかし、こここそが本人の望まない部分なのだろうか。
しかし、ジャケット、及び、アートワークの部分を尊重するため、
歌詞のブックレット内にボーナストラックの部分が表示されていないというのは嬉しかった。
ブックレットのそれぞれのページが可愛くて、少しだけシャイな彼女の素顔に、
ふと、触れることのできる写真がとても素敵です。
個人的には輸入盤のジャケットが、雰囲気があって好きなのですが、
日本盤は字が映えて、ギターが写っていて、爽やか。
逆さまの手描きであろうマリア様(?)の姿も幸せな気持ちになる。
要するにどっちも好きってことか(笑)


レコードをかけて
お気に入りの曲は何?

それでいいのよ 髪をおろして
サファイアに色あせたジーンズ
どうか夢を持って

自分の居場所が見つかるわ きっと

/「Put your records on」


母の家には
幸せがあった

私を包み込む
幸福の繭
大きくなるにつれ
見えてきたの
あなたは私を守り
私はあなたを守ってた
よく言われたわね

「失敗から学びなさい
大人になっても
変わらぬ自分でいなさい」

今ならわかる あなたの思いが
あなたの元を巣立ったあの時

蝶々みたいに

/「Butterfly」

歌詞の中では音楽への熱意や、生活、恋愛観に触れることができる。
彼女自身の歌う歌詞も対訳も読むことができて、本当に良かった。
上画像、右が日本盤(一部の輸入盤もこのジャケット)左が輸入盤。
両方いいけど、作られていない印象の輸入版ジャケットがやはりお気に入りかも。

*作詞/コリーヌ・ベイリー・レイ 対訳/斉藤真紀子

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みみちゃんの病院の日。
大丈夫でした。ああ、良かった。

ただ「もう少し痩せてね」との先生のお言葉が。
はい、がんばってダイエットさせます?。
おまけに、みみを入れていくピンクのバッグは、
みみがあまりにも暴れたため破れて、
顔どころか、体全体が出てしまい、
家に着いた途端、部屋の奥にダッシュ。

なので、また年明け、体重チェックに行くので、
猫用のキャリーバッグを買った。これならオッケーでしょう。
でも、くろちゃんは入るかなあ。うちで一番大きな仔である。
本当は猫の病院で、もっと訊きたいことはあったのだけど、
声が出ないので、なかなか伝えられなかった。きっと訝しく思われただろう。
今の私の声は、何となく美輪明宏さんの声に似ていて神々しい(笑)

◇◆◇

ところで、年の瀬。
もう今年も後、本当にわずか。
早かったわあ、とか言うと年とった証拠とか言われるますが(笑)
その分、たくさんの事を憶えている。それは今年最後に振り返ろう。ゆっくり。

しかし、皆さん多忙を極めている事と思います。
私のブログ、見てないでしょ(笑)
あ、いや、それは至極当然なんだけど。はい。
でも、かゆり、ちょっと淋しい。
読んでいないところはお時間ができたら、宿題の如く読んでくださいね(鬼畜)


さてさて、私も人並に忙しくばたばたやっていたが、
やはり夜は格別の時間。お酒と音楽を用意してゆったり。
こないだ買った山下久美子さんの「Duets」に収録されている、
桑田佳祐さんの「ラチエン通りのシスター」は、
甘く蕩けるようなブルースにも似て聴いていると恋心を刺激されてしまう。


呼べばすぐに会える
でも見つめるだけで
もうだめシスター
そばにいたらそれで夢
つれないそぶりでも

他に誰かいるの
そうね 移り気になりそう
だめシスター
胸を焦がす言葉さえ
わからずに ただ泣くわ

彼氏になりたきゃどういうの
心から その気持ち
つれない文句は もういうな
思い入れひとつで
もう もう どうにでもなれる

忘れずにいつか
どこかで会える
思い出にやさしく 酔える
あなたからいつも
その気にさせる
よその誰よりも


とても短い歌詞。

私が脳内でリピートしたい部分は、
「あなたから いつもその気にさせる」の一節。
これだけで充分に、とろん、と酔わされる。
音楽は、時として胸を焦がす恋の代わりになる。

代わり、と言ったって、どうでもいい訳では決してなく、
あの、強いお酒を飲んだような、
体がどうしようもなく火照ってしまうようなあの感じに連れていってくれる。
天国?そうかも知れない。
ただ、この歌詞を読み、歌を聴きながら、
どうしても「他の誰か」のコトを考えずにはいられない。不埒。
今宵は、思い出に優しく酔う事にしよう。
来年になったら、また会える。そう、心から信じて。

◇◆◇

ところで、サイドバーにブログが増えて、おまけにぐちゃぐちゃで、
えらい事になっているのにお気づきの方はいらっしゃるでしょうか。
ドリコムさんが「My Blog List」を廃止するそうで、
今登録しているブログリストが、来年3月には削除されてしまうらしく、
慌てて「Blog Piople」の方に移している真っ最中なのでした。
「Blog Piople」に無理矢理移さなくても、
新たに「ドリコムRSS」というのに登録すれば大丈夫らしいが、
今ひとつよくわからないので、とりあえずわかる所に移しておけ!という単純発想です。

そんな訳で、重複していたり、足りなかったり、など、
今の段階だと、みっともないですが何とか形にしますので。はい。
ただね。心配なのは私の「りとろぐ」のブログ、
あれはいつも手動で「更新しましたよー」とピンを飛ばしていたので、
これからはそれができなくなると更新しているにも関わらず、
更新されない状態のままになってしまうのでは、という事。
一応、お題も地味ながら書いているので、何とか更新通知はしたいなあ。

と、パソコンの前で時々ため息に暮れるメカオンチでありました。
何だか結局、色気のない話題が最後に(笑)

/「ラチエン通りのシスター」
 作詞・作曲/桑田佳祐(1979年)

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