First Kiss

幸坂かゆり Weblog

カテゴリ: Anniversary


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5月9日は「First Kiss」の6年目の誕生日でした。 
今まで読んでくださっている方、 毎日立ち寄ってくださる方、 
思い出した時にでも覗いてくださる方、どうもありがとうございます。 
幸坂ブログは皆様の善意と愛とフェイバリットなピープルで出来ています。 


※ ※ ※ 

上画像はリマっちカバー「VOGUE」2010年6月号のパーティーより。 

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バンクーバーオリンピックが開幕しましたね。

かつてこれほど五輪を楽しみにしたことはなかったので、
若干戸惑いがありますが、人生楽しみがあった方がいい。
開会式も飽きることなく各局で放送したものをはしご。
で、目がしょぼしょぼだったりしますが、
こんな情熱、イイものですね。

開幕直前に痛ましい事故もありましたが、
その選手も空から見ていると思うので、どうか悔いのない演技を。
私は五輪直前までスポーツに興味を持った自分が大げさなくらい、
信じられず、先に書いたように戸惑っていた。
勝ち負けを競うというのが嫌いだったから。
けれど、選手たちを応援する色んな人の素晴らしい言葉を目にして、
たった一言であっても、胸にすとんと落ちる真言だと思います。
それは今日もそうだった。

オリンピック開会式で、エライ人は挨拶で言う。


オリンピックでは 誰もが魔法にかかります
それは国境も何もかも超えて
なぜだか 魔法にかかってしまう特別な場なのです



次に挨拶したエライ人は、


不正は許さない
差別なく みんなが堂々と競技ができるように



ぴしっとはっきり、こう言った。
そう。そうでなくては。
そして何日か前に全然別の人が言っていた言葉も思い出す。


一生懸命がんばった人が報われないなんて そんなのウソだ


当たり前のようで、なかなかまかり通らない現実。
ほんとうはそうであって欲しい。
努力はしただけ報われて欲しい。
こころから思います。
けれどもしも力が発揮できなかったら・・・。
そんな結果も踏まえて、敢えてこう言った人もいた。


たとえボッロボロになって帰って来ても屍はファンが拾います( ̄ー+ ̄)


これは良い言葉ですよね。残酷なようでいて温かいと思います(笑)
そうです。ファンはこんなふうに見ています。
負けたからファンをやめる、そんなふうには見ないのですよね。
私もそうだ。だからこそ胸に響くのだと思う。
大好きだから、その人の演技が好きだから応援する。
大切なたった今の一瞬のために。次へと繋がる明日のために。


※ ※ ※

今日は引用が多かったのですが、心に響く言葉だったので載せてみました。
始まったばかりのオリンピック。
けれど、真っ赤に燃える聖火は、あっという間に消えるんだろうな、と、
せつない気持ちになりつつ、今日は終えたいと思います。
選手たちみんな、がんば。応援してます。ザ・日本応援団だもの♪

画像はオリンピックキャラクターと同じポーズの小塚選手を。
この写真が撮れた時、絶対カメラマンはおいしい、と感じただろうと思う(笑)


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毎日、時々、読みに訪れてくださり、嬉しいです。
どうもありがとうございます。本当に本当に。


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「First Kiss」が、
キラキラ22,0000キスを迎えておりました。キラキラ
いつも読んでくださり、どうもありがとうございます。


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22日、ライブ後。

私たちは友達同士で、軽く夕飯を食べに店を探した。
魂は当然、大澤さんに抜かれていたけれど、
とりあえず涼しい場所で早くおしゃべりしたかった。

和風のお料理屋の店員さんが声をかけてきたので、
そこに行くことにする。
店員さんはおしゃれをした私たちに、
「お祭り、どうでした?」と訊いてきた。
M姉さんは「ライブに行って来たの。STBで」
店員さんは「どなたのですか?」とまた訊いてきたので、
「大澤誉志幸」と答えると、何と首を傾げたのだ。

許さん。これはもうたっぷりサービスをさせて、
いたぶってやらねば、と私たちは声に出さずとも、
心の中でターミネーターになっていた。(と、思う)
しかし店員の彼はとても若かった。
うーん。知らなくても当然と言えば当然。
しかし辛口世代な私たちは口々に「勉強してねー」と、
あくまでも優しい口調で責めた。
姉さんは、店員の兄さんに藤井フミヤ氏に似ている、と言い、
本人も少々意識していた。

そして涼しい個室へと案内してもらった。
さっそく献立を広げるとその中で目に入ったもの。
それは、


出汁巻き玉子。


はい。ここでも立派に心の中に大澤さんが息づいていました。
(大澤さんレシピの出汁巻き玉子はまだ作っていないんだよなあ)
みんな口を揃えてこの一品を頼むことにする。
他に、シンプルでさっぱりした口当たりのざる豆腐、
ぽってりした熱々のつくね、ガーリック風味で香ばしいハラミの串焼き、
つるつるとした喉ごしの冷やしうどん、味噌がたっぷり乗った焼きおにぎり、
高菜などのお漬物盛り合わせ、などなどを注文し、
皆さんそれぞれの飲み物で新ためて、お疲れ様&再会の乾杯。

ぱくぱくと胃を潤し、飲んで食べてしゃべった。
私は少し食欲が出なくて申し訳ないほど残してしまったのだけど、
たった今、とても食べたい(笑)
フミヤ似の兄さんが大澤さんを勉強した頃、
また食べに行きたい。覚悟。
かなりの時間、しゃべったと思う。
けれどそれが楽しくて楽しくてとまらない。
しかし、それぞれの帰途に着くため、名残惜しかったが店を出た。
外は夜だと言うのにまだまだ暑い。

そこでひとり涙のお別れ(ウソ)をして、
私たちは今夜泊まる予定のホテルへと直行。
そこでまたひとり、別のタワーだったため、涙の(以下略)
明日も会う予定だったので、待ち合わせ場所と時間を決めて、
おやすみなさい、と手を振った。
なぜだか私とM姉さんの部屋は値段をそのままに、
グレードアップされていて、カードキーを挿し込み
37階の部屋のドアを開けると、
東京タワーや美しい夜景が一望できるロマンティックな部屋だった。
私たちは窓にかぶりつくように外を眺めた。
ああ、私は東京にいるんだな、と実感。
大澤さんも住むこの街に。
ふと、鏡のように窓に映る自分の姿に驚く。
おしゃれな人から見ると大したことはないのかもしれないが、
私には精一杯のおしゃれだった。
その姿が、とても不思議に思えたのだ。

ちょうど世界陸上を放送していたので、
流しつつ見る。私たちの目当てはどうしてもウサイン・ボルトで、
ここでも思い切り大澤さんのトークを思い出していた。
姉さんがシャワーを浴びている間、私も化粧を落とし、
ストッキングを脱いで、ソファーに足を投げ出した。
飛行機の中なのか、空港の待合室なのか、場所はわからないが、
実は虫に刺されていて、左足がぼんぼんに腫れていた。
黒いストッキングでほんとうに良かった。
ふと、耳を澄ますと姉さんがバスルームで鼻歌を歌っているのが聴こえた。
思わず聞き耳を立てる、エロかゆり。
曲は「夏の終わりの午後」
シャワーの湯の音と、か細い歌声は最高のBGMだった。
続いて私がシャワーを浴び、出てくるともう姉さんはベッドに横になっていた。
少しだけおしゃべりをして空調で体の火照りを冷ましてから、照明を消した。
ベッドで目を閉じて、今日の大澤さんを思い返しながら2時頃就寝。


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23日は、私、姉さん、Bさんと東京の街を闊歩するのだ。
私の行きたい場所はどこも店の中、というよりは外観だったのだが、
それでもいいから見てみたかったのだ。この目で。
そんな訳で、東京タワーが消える12時前に写真を撮り、
朝、もう一度夢から醒めたタワーを写真に収めた。
下を見るとホテルの敷地内に小さな水族館があるのか、
イルカがジャンプする様子が見えて、興奮した。

こんなに都会の真ん中にいるのに、自然はやはり自然で、
飼育されているとしても、その姿は美しかった。素敵なプレゼントに思える。
私たちはそんな朝の景色を見渡してから、今日への用意を始めた。


***

すいません。またつづくのかよ!という感じになってしまいました(笑)
もう、こうなったら思う存分書きます。ついてきてください。

画像は夜の都会と朝の都会。違う顔を見せて惑わす源。
しかしどんな顔を見せても、ここは紛れもなく都会なのだ、と思った。

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さて、Day Liveを終え、
一端STBを出た私たちお仲間ご一行は、暑い道のりを歩き、
近くにあるコンビニへとやってきた。

何も買わないのにただ涼むために来店したという、
図々しい客ではあるが(笑)
私の住む町のコンビニにはない画期的なサービスがあり、単純に楽しんだ。
そしてそこで、大澤さんが全巻持っていると言っていた、
「20世紀少年」の作者、浦沢直樹氏の特集を組んだムックを発見。
M姉さんの背中をばしばし叩き、店員さんの如く薦めた。
見事にゲットさせた私は良い店員になれるだろう(違

この日は、お祭りもやっていたせいか、
浴衣姿やお召かしをして歩いていた人たちが多く、
ファッションチェックなんぞをして冷やかしつつ、
歩いているうちにすぐにSTB敷地内へと入れた。

:::::::::::::::::::

Night Liveの席は、またまた大澤さんの真正面、
2列目でした。嬉しいです。幸せです。
エビちゃんモデルの福助のストッキングは、
自分らしくないほど色っぽいデザインだったけれど、
(黒いガーターストッキングに見えるけれど1枚というもの)
2列目なら堂々とさらけ出しても、まあまあ気づかないかな、
と思っていたりした(てか福助というな)

またまた食事とオリジナルカクテルを注文し、
しばし舌鼓を打つ私たち、M姉組は、
カクテルを写真に撮ったりしてはしゃいでいた。
そこで夜のライブだし、と私は前日地元で探していたチョーカーを取り出した。
黒いレースの真ん中に石のお花がきらきらと輝くデザイン。
慣れていないため、M姉さんに頼み、
首を絞める勢いでオッケーなので、と装着していただいた。
そこでひとつに結んでいた髪を下ろし、化粧直しをして準備完了。
そんなことをしている間に照明が暗くなった。

昼間と違い、黒い帽子をかぶり、サングラスに黒いシャツ、
シルバーに輝くネクタイをして大澤さん登場。
大澤さんのシャツは長袖で、袖を折るとカフスの色が違うデザインになっていた。
席のあちらこちらから「かっこいい」という囁きにも似た声が聞こえる。
はい。ほんとうにカッコイイです。瞬時に見惚れました。
昼間のライブでは傍らにお水が1本とタオルが何枚か置いてあったが、
夜ではお水が2本になっていたのを確認すると、
おお、これはノリの良さそうな、激しそうなライブになるぞ、と、
気分が弥が上にも気分が高揚した。

1曲目。
突然の「その気XXX」
うわー!という歓声に似た言葉がしっくりくる興奮する曲で始まった。
生で聴いたのは初めて。あの歌詞に出てくる「世間知らずが怖いほど」
というオンナノコになりたい、なんて過去に憧れていたものである。
You See Mee という言葉は私の本名に近い発音なので、
呼ばれているようでひとりでどきどきしていた。

続いて「JOKEでシェイク」
ファーストアルバムからの曲だけれど、まったく色あせず、
アレンジも手伝ってとてつもなくかっこよくて盛り上がる。
ほんの少し、慣れないチョーカーの首が気になって何度か手をやってしまったけれど、
楽しむのが一番だと思い、このお花のきらきらが大澤さんの目を少しでも、
眩しくさせるといいな、なんて願望が頭をよぎった。なんつって。
やはり昼間とは雰囲気が既に違う。
外はまだ多分明るい。そんな中なのに大澤さんはもうセクシー光線を出している。
照明の紫がかったピンクが、大澤さんの持つ官能性をさらに引き出す。
続いて大好きな可愛い曲「恋するPURE」
この曲の歌詞、

 煉瓦の橋の上で
 甘く震えるキスをしよう
 誰かに見られたっていいさ
 もっとそばにおいでよ

ここを歌うときに目が合った方、羨ましいです。
必死に合わせようとして大澤さんをガン見しましたが、
こういうときに限ってちっとも見てくれやしないんだもの。
そのくせ、横向いてるときとか下向いてるときとか、
不意に目が合って、うわ、何てときに、と動揺することがしばしば(笑)

そしてロマンティックな名曲、
「宵闇にまかせて」「ガラス越しに消えた夏」
上向き加減で瞼を閉じて歌う大澤さんは、
大人の男の色気をみんなに振りまいて、夢中にさせた。
汗が時折光るのがまた色っぽい。

弾き語りの3曲、
「夏の日の永遠」「パセリを見てる」
インストの名曲「月と赤い兎」から「夜の唇」への移行の仕方、とても良かった。
何と言うか、秘密を共有できていると感じるような。
そして指を鳴らしたくなるような。
「夏の日の永遠」は歌詞を微妙に変えていて、
フランス語の mon amour がなかった。
けれど違和感なく、もうひとつの甘いフランス語で、
この曲の歌詞すべてを語っているという印象でした。
この3曲の曲順でぜひアルバムを聴きたい、なんて思った。
次にこれまた色っぽい「Freeze Flame」
この曲の中の「許せない」という言葉は口説き文句だと思う。
色っぽいシチュエーションの中、縛られているようで。
そんな色っぽさ爆発の中、既にファンの皆さんの中で度肝を抜いている、
今回の目玉、直接的エロMCが挿まれた。
それは「Baby Rose」を歌って十分、体が蕩けたあとに。

まずは音楽のお話。
大澤さんによると、デジタルというのは便利だけれど、
こと音楽に関してはすべてが良い作用をするとは限らない。
すべてがデータ化して、スタジオではレコーディングを行わないそうなのである。
そのせいで、会ったらたった一言で済むという話がメールのやりとりになり、
軽く一日を費やしてしまうという。

「もしもすべてデジタル化してしまったら、曲が1分になる」

大澤さんはみんなに向かって言葉を投げかける。
みんなは「ええー!」「やだー!」などと返す。

「そんなのいやだよね。音楽はエッチと同じく長いほうがいいよね」

…え?

今、何か爆弾発言しましたか。しましたよね。
大澤さん、すまして可愛く笑っているけど、凄いこと言いましたよね。
私は思わず目をぱちくり。しかし理解したあと鼻血ブー(笑)
大澤さんはその言葉を言ったあとテレたのか、
「すいません。直接的すぎましたね」と笑っていた。
可愛いなあ。大の男を可愛いと呼ばせてしまうのは大澤さんしかいないぞ。
そして頬が火照ってしまうようなおしゃべりの後に、
「5分後のEROS」
お、おおお。もしや大澤さま。もしや、計算づくのしゃべりですか。
こーんな昂ぶった気持ちのまま、こんなにエロ全開の曲だなんて。
しかしここまであけすけになってくれると、いっそ清々しい。もう体ごと投げ出すことにした。
ある意味、ライブは大澤さんと見えないメイクラブをしに来てるんだから、
そうこなくっちゃ、なんて開き直る。

次の曲で大澤さんは目を閉じ、胸元に手を当て、イントロをじっと聞いている。
壮大な楽曲「Changin'~月と密林」の始まりである。
M姉さんは興奮して後ろを振り返って私たち仲間とアイコンタクトをした。
これこれ、これですよ、そんなお茶目な眼差しがキュートだった。
がたがたと席を立つ音。一歩遅れて私も席を立つ(椅子が引っかかってしまったのだ)
立ったときの風は誰の香りなのか、良い匂いで、香水の風、という感じ。
いつものジャングルダンスとも言える振りは、少し恥ずかしくて、
小さい前ならえ、のように、はたまた傍から見たら「ゲッツ!」を思わせるようにしか、
動かすことができなかったのは少し悔やむところ。
けれど、笑顔と自然と出る挑発的な表情で応戦。
この曲は自分の中の野生を刺激される。
私は睨むように、獲物を射止めるように、大澤さんを見つめた。

曲が終わると大興奮の拍手の渦の中、大澤さんが手を振って幕の奥へと滑り込む。
アンコールの拍手が強くなる。
間もなく出てきた大澤さんは帽子もとり、サングラスもとり、
すべてが露わで、どきりとするほどハンサムだ。
アンコール1曲目は、おなじみになったナンバー、
「恋にJust can't wait」
ダンスも笑顔もとまらない。

あんなに寒いほど涼しかった店内が蒸し暑く感じる。
激しい睦み合いのあとには、優しくクールダウン。
「This old heart of mine」
I love you の掛け合いを楽しみにしていたので、この曲を歌ってくれて嬉しい。
前方のファンはみんな大きな声で I love you を叫ぶ。
大澤さんは「2階席!」と言って上にマイクを向ける。
しかし恥ずかしがり屋さんが多かったのか、声は返ってこない。
大澤さんは「あれー」と少しだけ照れ笑いをして、もっともっと、と促すように何度も、
すべてのファンに向かってコール&レスポンスを繰り返す。
店内が I Love you 一色になる。大澤さんのシャツは既に汗だくだ。
その顔にも汗が流れている。けれど拭かない。
汗を流れるがままにし、袖を捲くり、ネクタイを緩める。
その仕草すべてに、私は夢中になって、もう戻れないと心の中で思う。
大澤さんがジャンプをして、くるりと回る。
ネクタイと腰につけたチェーンが光る。
その熱狂の中「Lady vanish」へ。

この曲も生では初めて聴く。
大澤さんの歌はもちろん、ドラムとパーカッションのかけあいが大迫力。
そちらに見惚れて、ふと大澤さんを見ると何とも気持ち良さ気な笑顔。
あの表情に惚れているんだな。どうしようもなく。

「みんな立ってるよね、こういうのスタンディング・オベーションって言うんだよね」

と、大澤さんは嬉しそうに言う。みんな拍手。
そして大澤さんは、深くお辞儀をして幕の奥へ。
なので、3度目のアンコールで大澤さんが出てくるとみんな自然と立っていた(笑)
けれど大澤さんは「(聴くのは)そのままでも座ってでもいいよ」
と、私たちに任せてギターを抱えた。
ラストナンバーは「ここより永遠に」
私はそっと音を立てないように椅子に座った。
短いけれど、純粋な少年である大澤さんを思い起こさせる美しい曲。
  
 愚かさも 気高さも
 隠すことなく

 心から生きること
 ここより永遠に

シンプルだけれど、人生の深みを感じる歌詞とゆったりとした曲は、
今日これまでのライブの中で異質な存在だ。
けれど、大澤さんを形成する上で必要不可欠な曲のひとつだと思う。

大澤さんは最後、深々とお辞儀をして「どうもありがとう」と言って、
たくさん手を振って、大澤さんと私たちを分ける幕の奥へと姿を消した。
8月22日のライブが、すべて終わった。

***

最初の緊張感が嘘のように、大澤さんはまた、その両腕を広げてくれた。
ほんの少しどころか、直接話法でエロかったり(笑)
真剣な顔をして「今日のことを忘れないで」と言ったり、
そのすべてが大澤さんであることを新ためて感じたライブでした。

1年に1度、私が大澤さんに会える時間は終わってしまったけれど、
このライブの熱を抱きしめながら、また来よう、と思った。
大澤さんは毎回、そんなふうに決心させてくれる。
その時はもう少し、何と言うかおとなになっていたい。個人的なことですが。
それにしても、時が過ぎるほどライブが鮮明に蘇るようで長くなってしまいました。
大澤さんに再び大きな拍手と、
一緒に幸せな思いを共有した友達に、愛を込めて。
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。

***

作中歌詞「恋するPURE」「ここより永遠に」
作詞 横山武

上の画像は猫気分になれるこの日のチョーカーを持つ私の手。
今日の連載では既に「白昼」ではありませんが流れということで。
明日はライブの次の日、私の東京散策のお話などを。よろしかったら明日も見てね。

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さて、続きです。
「WEEKENDは夏の匂い」
「楽園へ急ごう」

この2曲は爽やかで、先ほどの官能のMCのあとに聴くと、
一層、潮の香りがしてきそうな可愛らしさが、ときめきへと誘(いざな)う。
「WEEKEND~」は何度か聴いているのですが、
大澤さんはその時々の季節に合わせて歌詞を変えてくれます。
今回は季節が合っているのでそのまま「早い夏が」と歌っていた。

以前冬に聴いたときは「クリスマスが」と変更していた。素敵だ。
「楽園へ急ごう」の楽園はパラダイスと読み、
まさに私がいたあの場所、大澤さんがいる空間こそがパラダイスだと感じる。

ここで一端、バンドのメンバーさんが引っ込む。

大澤さんの弾き語り。
打ち込みの音で聴いていた「夏の終わりの午後」は、
ギター1本で聴くと、とても新鮮だった。
けれど大澤さんはMCにて「もう夏は今日、明日で終わる」と言っていて少し淋しかった。
続く「丘の上の恋」から「それからの君は」
この流れはほんとうに胸が苦しくなるほどに人生を感じ、せつない。
歌詞を載せたいところだが、いかんせんこれが未発表なのだ。
秋口か冬口には(この言葉を何回も言っていた。会場からくすくす笑いが漏れる)
シングルになるかアルバムに入るか、未だ決まっていないそうだ。
うーむ。色々事情があるのね。でも楽しみに待ってます。

そしてバンドメンバーさん、再登場。
いきなり照明はピンクと紫を合わせたような色になり、
始まった曲は「Deep Sleep」
かっこいい。大澤さんの顔に汗がラメのように煌く。
真上から浴びる照明の色は、大澤さんをますます官能的に、
セクシーに見せてどきどきする、が、目が離せなかった。
あまりにもその肌がきれいで。
半開きの唇とほんの少し上を向く、その表情の淫靡さと言ったら。
それはもう、見惚れるしかないでしょう(笑)
次に「Body Revolution」大澤さん語で言うと「ボディレボ」
これは軽妙洒脱で、お酒が似合うおとなの曲ですが、
歌詞が非常にスケベで(褒め言葉)直接的なので、
歌っていて、大澤さん照れないのかな、と思わず顔をまじまじ。
しかし私の方がもじもじ。くっ 負けた。←(何に)
官能曲シリーズ、と勝手に決めて話を進めますが、
その中のどの曲か忘れてしまいましたが、
「胸を~」というフレーズが入る曲。
全然違う「胸を舐めている」に変わっていたのですが、
そこは意図的なのか間違えたのか、調べる術はない。
だがしかし、私はうひょー、という顔をしてしまった。

そして今回絶対歌う、となぜか決めてかかっていた曲、
「Summer Breeze」へ。
復活した大澤さんが歌った1曲目として、
この後歌った「Vanity of Life」と共に感慨深い。
歌詞も柔らかで、一回りも二回りも大きくなった大澤さんを感じる。
この曲を歌うまで大澤さんは「月」のような印象を持っていた。
ここからは「太陽」を避けずに歌う強さを見せてくれるようになった気がする。
今ではすっかり月はもちろんのこと、太陽も大澤さんを思い出す、
ということを印象づけてくれた2曲なのだ。
「ずっと甘い口唇」も大好きな曲。


 終わらないものはないと 知っていても
 きれいになる君だけを見ていたい


微笑みがもれる神聖なる快楽を教えてくれる名曲です。
大澤さんのスキャットがとても自由で、耳に残った。
「いけない涙」はゴキゲンなダンスナンバー。
何度か生で耳にしている。
私はどうしても歌を聴きつつ、歌詞も聴くので、
やはりこの曲の中の男女の関係に、むせるような熱と性急さを感じ取り、
聴いていてどきどきする。甘く心臓に悪いです。大澤さん。
どの辺りから立って踊り始めたのか憶えていないのですが、
「Lovejenic」は間違いなく踊った…と、思う。
この曲の歌詞はすべて自分に向けて欲しい、という、
"大澤さんに言ってもらいたい言葉ベストテン"(私・比)の中に入ります。

そしてアンコールに入り、先述した「Vanity~」を歌ってくれました。
その次「しっとりした名曲をやりますんで」と言って「僕らはまだここにいる」
大澤さんの曲の中でも叙情的で、古き良き日本を思わせてくれる。
曲中出てくる踏切や、蝉の声、という言葉は湿気を含みつつ、
夕方から夜にかけてのゆったりとした風景を思わせ、とても純粋で、
こんなロマンティックな大澤さんの一面もとても好きだと、つくづく思う。

ここでまた大澤さんが手を振って幕の奥へと消えた。
再度アンコールの拍手。
すると間もなく大澤さんが出てきた。
あまりの早さに驚いた。望んでいたというのに(笑)
昼のラストナンバーは「そして僕は途方に暮れる」
ゆっくり、丁寧に、目を閉じて大澤さんは歌った。
夏の風はまだまだ暑いのに、ほんとうにもう夏が終わる気がして、
この曲は、ほんの少し私を感傷的にさせた。

が、

この後、Night Liveが控えているのだ。
そう。ずっと甘い口唇なのだ。昼も夜も。
私はパラダイスにいるのだから。そんな訳で、またまたつづく。

***

作中歌詞「ずっと甘い口唇」 / 西脇唯

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昨日は大澤さんのライブに行ったというのに、
そのことにまったく触れずに終わりました(笑)
私の場合、話の脱線はまあ範疇内、ということでひとつ。

そんな訳で21日横浜の友人宅から出発し、
22日当日、Mさんと東京に向かったのでした。
はい。昨日話を伸ばしすぎたので、とっとと書きましょう。

曲目はブログ「密林は楽園」にて↓さまにて読むことができます。
http://blogs.yahoo.co.jp/mitsurin_yo/60173764.html

:::::::::::::::::::

今回昼の部は、大澤さんの真正面、1番目の席で見させていただきました。
同じテーブルのみんなと乾杯。始まる前に食べてお腹を満足させて、
冗談を言っていたりして、余裕をかましていたけれど、
いざ照明が消えると途端に動揺(笑)
黒いシャツに帽子、サングラスで大澤さん、さらりと登場。
ああ、そうだ。この空気この空気。
ふわーっと温かい風圧。これが大澤さんなんだよなあ。
若干、大澤さん自身が緊張気味だったのか、
歌い始め、少しだけ声が詰まっているような感じがした(違ったら失敬である)
楽譜に隠れていたけれど、途中、大澤さんが鍛えているという、
呼吸器具というのかな、鼻を押さえてその呼吸法を確認しているように見えた。
大澤さん、焦らずがんば♩ 大丈夫。何があっても受け止めるぞ。
なんて、心の中で生意気にも考えていた。
生で聴く曲がほとんどで、とても嬉しかった。

1曲目は「ラ・ヴィアン・ローズ」から。
続いて「STOP&ギミーラブ」「おまえにチェックイン」
この曲順、私はひとりでテレていました。
だって3曲共に歌詞が色っぽくて、
「おまえにチェックイン」に至っては、
大好きなフレーズ Hold me tight がたくさんあるので、
どきどきと心臓がうるさかったのでした。
普段妄想癖がついている人間はこんな時、とてつもなく動揺する(笑)
何と言うか大迫力で、大澤さんの飛ばす汁(笑)も飛んでくるし、
いやはや、人生初の1番前。堪能しました。
音もものすごく大きくてお腹にずしん、と響いた。
大澤さんの指笛は、どうやったらあんなにきれいに音が出るんだろう、
と思うほど、ぴーっと鮮やかに鳴らすので思わず指笛の弟子入りしたくなった。

手を伸ばせばすぐ届きそうなところに大澤さんがいて、
リズムをとる靴の音までかつかつと聴こえた。
そう、足。大澤さんのノリノリの足がすごく好きだ。
自分でも気づいていない時がきっとあると思う。
その、半ば無意識になる体の一部分が愛しくてじっと見つめてしまう。
足ってこんなにも存在感があっただろうか、と大澤さんを見ていると思う。
そんな、少々はしたない考えを心に秘めていた最初の辺りで大澤さんは言ったのだ。

「ゆっくりピロートークでも」

いやこのままの言葉では決してない。
しかし吐息混じりに放ったこの一言はとても官能的に響き、どきりとした。
そう。官能と言えばもうひとつこんなことを言っていた。

「脳で官能を感じるなんて人間くらいだよね。動物は生存本能だからね」

と、いうようなこと(これもこんな言葉遣いだった訳ではない)
大澤さん自身が感心していて、何度も言っては頷いていた。
もちろん私も。考えてみればそうだなあ、なんて。

そして、続く爽やかな「WEEKENDは夏の匂い」へと。
大澤さんが瞼を伏せている間、顔を見てみる。
長い睫毛の影が、すぅっと頬に落ちている。
何と言う美しさ。心地良く大澤さんの声に身を委ねる幸せよ。
私の口許はどんどん緩んで行く。
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中途半端ですが、つづく。(長文覚悟)

***

画像は黒いドレスの魅力的なリマっちと、
STBのオリジナルカクテル「Soul Banana」かわいく4つ並べて。
しかしこのキュートな外観とは違い、辛口でした。

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ええと、遅くなりましたが、無事帰ってまいりました。
ただいま!でございます。

いやはや、大澤さん、すーごくカッコ良かったです。
今でも黒いシャツ姿が目に焼きついて、
離れなくて夢の中まで占領してしまう。

私が東京に向かったのは8月21日。
まずはそこから話してみましょう。
ええ、今回も連載覚悟でお願いプリーズ♩

しかも記事タイトルとは裏腹に、
今日は多分大澤さんのライブまで辿り着かない、
と、思います(笑)

:::::::::::::::::::::::

定刻より5分ほど遅れて女満別空港から、私の乗る飛行機が離陸しました。
前日、緊張したせいかぼんやりした頭で機内ではぐっすり眠りました。

あっという間に羽田に着いて、
横浜に住む友人と連絡を取り、まずは横浜へ。
むあっとする湿った空気。
その空気は私を巻き込んで、抱き込んで、離さない。
ほんの少し息苦しさが襲うけれど、心のどこかで、
この暑さを熱望している自分も確かに存在していた。
以前も東京に来た時、この暑さを体験していたので、
もう覚悟していたけれど、本当に暑かった。
涼しさへのドアがあるなら開けたいほどだったけれど。

横浜に向かう京浜急行の中で、
友達とこれからどうするかについて軽く話す。
どうしても話はあちらこちらへ脱線してしまったけれど、
それがまた、楽しいんだな。
とにかく重い荷物を降ろしてから、私のかねての希望だった、
「ホテル・ニューグランド」の「THE CAFE」に行くことにする。
タクシーはすぐにつかまり、私たちはいそいそと乗り込む。
お茶だけでも、なんて予定だったけれどメニューを見ているうちに、
お腹がぺこぺこになり、シュリンプピラフを注文。
明治から開業している重厚な造りのその建物に、
レトロな食べ物はよく似合う。

ゆっくりと味わいながらたくさんたまった話をしながら、
食事を進めて行く。
年齢を重ねて起こるさまざまな問題。
重いものから軽いものまで。友達の彼氏へのちょっとした注文など。
女同士ならわかるけれど、彼氏はどうだろうね、なんて、
女ならではの会話。女は「おとな」である、という話し方が好きなのだと思う。
あくまでも私見だけれど。
「THE CAFE」は心地良くてついつい長く居座ってしまった。
私には大事な22日も控えていて、友達ももちろんそれを知っている。
ホテルを出た私たちは山下公園を軽く散策してから、
またタクシーに乗り込み、帰途に着いた。

友達は疲れたのか、ソファーの上で眠ってしまった。
その間、好きなことをしていて、と目を閉じながら言った。
私はさっそくシャワーを借りて熱めの湯で汗を流した。
22日への段取りを頭の中で考えていると、とんだ失敗をしてしまいそうになり慌てた。
とりあえず準備を終えると、友達も目を覚ました。
眠り姫みたいにきれいだったよ、と冷やかすと否定しなかった(笑)
いや、いいんだけど。自分でも「そこは敢えて否定しないでおく」と言っていたし(笑)
眠る前に少し空調をかけ、部屋の中を冷やし、
飛行機に乗ってむくんだ足をくるくる巻いたタオルの上に乗せて、
また話に花を咲かせてから、短く深い眠りについた。
彼女との軽口は果てしない。小学生の頃から。

朝はがっつり食べて、栄養ドリンクも飲んでいざ出発。
荷物が重くて参ったけれど仕方がない。
東京に向かう地下鉄へ乗り込む前に、また秋にね、と友達と別れを惜しんだ。

ホームに立っていると、電車が入って来てそこには見慣れた姿が。
そう。かのセクシーさんこと、M姉さんである!
久しぶり。しかもこんなに暑い時期に会うのは初めてだ。
Mさんは涼しげな青い洋服を着ていて、眩しかった。
待ちに待った22日というこの日を、わくわくしている少女の瞳をしていた。
私も待ったもの。もちろん、あっという間にこの日は来たけれど。
私たちはちらほらと話をして、東京に向かった。
その日はとうとう愛しい大澤さんに会えるのだ。
胸が高鳴る。

***

という訳で、時間切れ。いや、細かく書き過ぎか。
しかし良いのだ。東京も謳歌したいが、横浜も謳歌したかったのだもの。
これはわがままじゃないぞ。純粋な欲求だ。
そして暑さが続く中、六本木「スイートベイジル」へと急ぐのでした。

なぜタイトルがこれなのか、それは次回のお楽しみ、なんちゃって。
そんなこんなで、つづきます♩


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とうとう世に言う「Around 40」である。

なんと言うか、ここまで生きていてとても不思議だ。
子どもの頃に夢見た40歳は、もっと落ち着いた大人だと思っていた。
こんなに子どもだったとは(笑)
人間って根本的にはそれほど子どもだろうと大人だろうと、
性格は変わらないんだな、と実感しています。
いえ、あくまでも私の場合です。もっと同い年で大人のひとはいます。
もしかしたら今の小学生の方がよほどドライで大人っぽいかも知れない。

私自身は、まだまだ白黒つかない灰色のような、
歩いていても曖昧な砂浜の上のような、
いや、年をとるごとにますます砂に足を取られてしまうような、
そんなあやふやさが内面に存在する。
反面、そんな灰色な部分が大人の「ようなもの」なのかな、とも思う。
ほんとうに経験も何もない赤ん坊であれば、
誰かを気遣ったり、心が傷つくことに怯えたりなんてしないと思う。

だから、今の私は私なりに30代という道を歩いて来たんだろうな。
今まで誇るものは何もない、と思って悲観に暮れたこともあったけれど、
誇るものなんてなくていいんだ、とも考えるようになってきた。
人望は周りが決めることで、自分にできるのはただ生き抜くことなんて思ったりするのだ。
そして何より傲慢になるかも知れない、という怖さがあった。
なんと言うか、みんながみんなではないけれど、私よりももう少し上の世代、
60代や70代の方々が近所に多いのだけど、人を少し見下すような、
冷やかすような、そんな人をよく目にするので、
そんなふうに年を取りたくない、と、それこそ子どものように、
頑なに拳を握り締めて決断する時もある。
なので、以前よりももっと微笑むことが大事だと思うようになった。
嘲笑を続けていると微笑むことができなくなりそうなので。
もちろん、顔の筋肉を保持したいというある意味切実な点でも(笑)

しかし、その笑いの「素」が誰かを貶める事柄だと却って怒りの方が強く出て、
その結果、歯を食いしばるという難点も出てくるわけだが、
そんな自分に青いな、と思ってみたり、しょうがないやとも思ってみたり。
人生は単純か複雑か。そんな思いがぐるぐるしている。
そのままの私がたった今の私。40代突入です。おめでと。私。


***

画像はロシアのモデル、ナタリア・ヴォディアノヴァさん。
本当は今日に間に合わせたくて、彼女の動画を作っていたのですが、
最終的なパソコン保存をしようとするとエラーになってしまい、完成ならず。
動画の一部を切り取って載せました。
彼女の写真のように心は裸一貫40代、というイメージで。
(ナタリアさんは40代じゃないけど)

以前は、今日中にやると決めたらやる!という頑固さがあ強かったけれど、
そうそううまく事が運ぶ訳はない、と、何となくわかっているのも、
30代を越えたからだろうか。ははは。

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