First Kiss

幸坂かゆり Weblog

カテゴリ: 大澤さんオンリー


さて、オーセントホテル着。お風呂も済ませ、明日の準備をしつつお喋りを続け、結局眠りについたのは4時半とかではなかっただろうか。お喋りは旅の醍醐味ですよね。
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ホテルの方にいただいた小樽マップ。

これを頼りに歩いたのでボロボロですがとても良い思い出。
11時にチェックアウトを済ませ、私たちはいざ、朝ごはん探しに堺屋周辺を闊歩。
「お祭りみたいでしょ」
と、友達が言うように繊細な風鈴が音を奏で、古い家屋に北一硝子製であろうサンキャッチャーが等間隔に吊り下げられており、不思議な空間を彩っておりました。
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※画像はクリックで大きくなります。

そしてお昼前、美味しそうな丼物の写真がたくさん載った看板のお店発見。
もうお腹ぺこぺこだったし、美味しそうだし、ホテルでもらった地域プレミアムチケットが2千円分あり、しかも当日有効とのことだし、加盟店だし(うるさいな、おいw)そのお店にゴー♩
店内はすいており、好きな席に座ることができました。私は性懲りもなく鮪のたたき丼(血に飢えている)友達は、サーモンほたて鮪のたたき丼…? 長い名前の上そのままだった(笑)
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濃厚でとても美味しかったです。
◆「どんぶり茶屋 おたる堺町通り店」https://donburi.jp/shop/otaru/

食べ終えて外に出るとなんと、長蛇の列になっておりました。入ったタイミングが良かったのですね。さて、友達がぜひとも私を北一硝子に連れて行きたい、と言って下さり、また私も非常に行きたい場所であったため、そちらを目指しました。いざ店に入ると1号館、2号館、3号館まであったかな? とても広くて限られた時間内ではすべてを回るのは困難なほどでしたが、本当に美しかった! 
途中、オルゴール堂を見つけ、思わず大澤さんの曲目を探す私たち。…なかった。「そして僕は途方に暮れる」は永遠の名曲だぜ。次回来た時にはぜひ置いておくれ。
さて、個人的に目が満足してしまうとそのまま心に刻み付けて帰宅しがちなのですが、ここはひとつだけでも思い出の品を購入しようと思い立ち、探したのは、やはり猫製品でした(笑)しかも黒猫縛り。とは言ったものの、結局私が購入したのはお財布に入れておくお守りで黒猫でもなかった(笑)

こんなやつさ。
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ちっちゃくてかわいい。いつもそばに置いておけるというのも嬉しい。
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こんなに福々しいお顔をしているのだ。この子が毎日お財布にいてくれる。嬉しいぞ 
かわいいお手手が取れてしまわないよう、袋に入れたままお財布の中にそっと入れました。
この猫ちゃんはこちらのお店で。↓
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サイトとは外観がかなり違いますが蔦の絡まるこの建物も味わい深くて素敵です。豊富な品揃えで目移りしてしまいます。それから運河クルーズなども興味はありましたが、今回は時間がなかったため保留。

北一硝子の中にあるカフェにてティータイム(お店の名前失念)
途中で帰宅時間の逆算式でアラーム設定していてくれた友達。なんとここでアラームが。と言う訳で注文したメロンクリームソーダは詰め込むように飲みました。アイスではなくソフトクリームだったので文字通り飲んだ感じです。アルコール以外の炭酸を飲むのは実に10年以上振り。甘くて、とても美味しかった。急いでいても味は判る。そんな一心不乱に食べる私をなぜか激写する友達(笑)カフェは天井が高く雰囲気があり、美しかった。
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無心w

◆「北一硝子3号館 北一ホール」https://kitaichiglass.co.jp/

    

さて! 長々と続けて来ました「小樽慕情」
どれだけ満喫したか伝わったでしょうか。会場にて真っ先に目にしたのが売り子と化していた酒井まろさんだったことの驚愕、大澤さんに久しぶりにお会いし、その歌声を聴き、MCに横っ腹が痛くなりw 初めて会うのに和気藹々と接してくれたファンの皆さま、優しいスタッフさま、あの日関わったすべての方々に御礼申し上げます。とても素晴らしい一泊二日の旅行になりました。日常から離れ、心も体も浮遊させる大事さを、日常に戻った今、実感しています。またこの次にお会いしましょう。ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
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素敵な街、小樽。また来るね。

こちらで今回の連載は終了です。長々と付き合わせてしまいましたが、
終始、心が冷静で和やかな旅になりました。自分にとってはまたひとつの冒険だったと思います。

前回までのあらすじはこちら↓から。

小樽慕情 1

さあ、二次会でございます…(あくまでも16日の話です)
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いきなり食べ物ー!

こちらは大澤さんのライブ後、立ち寄ったお店にて出て来た突き出しでございます。
大澤さんがMCで北海道の食べ物で、じゃがバターの上に塩辛を乗せる、という独特な食べ方に感銘を受けていらしたのですが、そんな矢先にこちらが出て来たのでした。タイムリー。実は私、塩辛が苦手なのですがここまで来たら縁です。食べずにはいられない、と思い、口にしてみました。
すると何ということでしょう…!(古)美味しかったのです。すっかり大人の舌になっていたようで塩辛が食べられるようになっておりました。付け合わせの柿とぶどうは大好物なので、すんなり、特にぶどうは皮ごとまるごといただきました。

本来は、一緒に行動を共にした方が連れて行きたい、と言っていたお店があったのですが、何とコロナでなくなっていました。残念です。そんな訳で深夜0時を回り、開いている店も少なくなって来た中でこちらのバーを見つけたのでした。艶のある木目調のカウンターやセンスの良い調度品が飾ってある素敵なお店でした。そちらのマスターに今日の(16日のは話ですw)行事を訊ねられ、
「大澤誉志幸さんのライブです!」
と、みんなで(総勢6人)一斉に答えた。
「ああ、大澤さんね。来てたんだね」
おお…。ご存じの様子で嬉しかった。
私たちは奥の席に案内され、それぞれ着席し、飲み物を選んだ。

そうして始まった二次会での乾杯。私はミモザを選びました。
シャンパンとビールを半々に割ったカクテル。私はいつもおめでたい時にこの飲み物を頼む。今回はもちろんのことだ。集まった6人のファンの方は上手に写真を撮っている。こういう時、なぜか臆してしまって「撮らなくてもいいや」とか思ってしまいがちなのですが、がんばって撮りました。撮らないと(ネタ的に)後悔する、と思ったのでした。結局飲み物撮るの忘れたけど(笑)
こうした大人数が集まる席にはちょうど相手とこちらを挟むようにアクリル板が置いてありました。そのアクリル板の下部分が四角く両腕くらいなら入りそうな大きさで開いていたので、ついついシチュエーションコントを始めてしまう私たち。銀行の受付嬢だったり、刑務所の面会だったり(笑)特に面会コントは迫真の演技で「差し入れだよ…」「早くここから出してくれ…!」とか言って笑った。昭和の人間はドリフとひょうきん族でできているのでコントがお好きなのである♩

それにしても話は戻るが、じゃがいもと塩辛というのは官能的な食べ物である。
一件、お酒に合わないかと思ったけれど何のその。とても合う。お腹は少し膨れるが。さて、ライブ会場も出たので皆さんそれぞれに今日の感想を話す。
「打ち上げの時の大澤さんのズボンの裾、短くなかった?」との発言もあった。そう言えば可愛い足首がいつもより見えていた。それだったのか。皆さん、よく見ている…。しかし女子トークは結構危ない方向にも進んだのでここはピーとしておきましょう。好きな男をつまみにするの、悪くない。

こちらのお店では1時までお邪魔させていただきました。会計を頼むときちんと割り勘状態で会計票(そんな言い方?w)を持ってきてくださり、各々で現金がテーブルを飛び交った。そしていざ外に出ようとすると結構な大雨。なんてこったい。マスターがタクシーを呼んで下さり、後にタクシーが来ると行先まで告げて下さった。当たり前なの? 私はそうは思えない。とても紳士的な行動だと感心してしまった。
それまでお喋りを続けていたけれどタクシーが来て私と友達が乗り込むと、すぐみんなの姿が小さくなってしまった。ああ、もっとお話ししたかったです。きちんと挨拶も。本当にどうもありがとう。心から。そして、オーセントホテルへと向かう私たちでした。

  

さて次の日は小樽を散策しました。つづく(多分それで終わりますw)
こちらを案内してくれたのは、大澤さんの「北海道ファン有志の会」での管理人の方で、細かい大澤さん情報、提供した楽曲など掲載されたウェブサイトを制作されています。ぜひこちらもご覧ください。

「円山文系皿桃日記」
https://sapporo-maruyama.saloon.jp/

連載形式になっております。前回はこちらからどうぞ↓

小樽慕情 1
小樽慕情 2
小樽慕情 3

大澤さんのライブを終えて、打ち上げに参加しました。そこでのことを少しだけ。

ステージに大澤さんと酒井まろさんが座り、客席から私たちが見ている、という感じで始まりました。乾杯の音頭を取り、みんなでひとくちごくり。フードはうみのやさんのカツサンド(美味い!)と可愛いマカロンの詰め合わせでひとりひとつずつ、という配慮でした。大澤さんがそばに来ないのは少し淋しいけど、きっともう少しでコロナのワクチンだって開発されるさ…。と言うか食べる方に夢中でカツサンドを写真に収めるのを忘れ、マカロンは家で撮りました(笑)
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打ち上げ時にいただいたマカロン♩(あの場で撮った方が絶対可愛さ増し増しだった…)
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そして応援時に振った鈴付きのスティックと打ち上げで大澤さんが再登場した時、会場のみんなでかけたメガネ。大澤さん曰く「みんなすごいね。まつ毛バッキバキだね!」とのことです(笑)この写真だけ見ると、ゆるふわ系のSMの女王様みたいですね。(や、そういうジャンルがあるのかは知らないですが)

打ち上げでは大澤さんもまろさんも喋る喋る。
ここではピーと鳴ってしまいそうな話が盛沢山で大笑いしました。主に食べ物に関する話が多く、北海道にいながら初めて知ったものもありました。

ひとつだけ…。長崎のトルコライス(トンカツ、ピラフ、ナポリタンを一皿に盛った長崎生まれの洋食のお話をされてた時、ボリュームたっぷりだったためさすがの大澤さんも全部たいらげられなかったそうなのですが、間もなくお店に入って来た女子高生数人がぺろりと食べてしまった、とのことでした。
「女の子って食うよねー」
「絶対彼氏の前では違うよね」
「ペロッと食べちゃってさ、うわー、こぇー、すっげーってw」
…とのことでした(笑)
大澤さんのこういう口調を多感な中学生の時から耳にしていたせいか、わたくし、めっちゃ口が荒いです。勤め先で「すげえ、じゃなくて凄い、ね」と何度も正されました。はい。つまりはすべて大澤さんのせいです(笑)

そして、一段高いステージに座る大澤さんが足を組んだり組み替えたりしている足が目に入り、前からずっと思っていたことですが今回もまたきゅっと引き締まった可愛い足首は健在で思わずガン見しました。その足を包むPumaのスニーカーも似合っていて、また、軽く履きやすそうで私も欲しいな、と思っています。

  

帰って来てからハイスピードで更新していたので、今日は余談となりました。
すーごく楽しかったぁ そして大澤さんとまろさんを見送った私たち一行は二次会に出かけるべく、夜の小樽へと繰り出したのでした。

つづく(まだかよ!)

「うみのや 小樽」→ Facebook
「ル・キャトリエム」(マカロンのお店)→ Facebook

さて、前回に続きまして3回目でございます。
過去記事はコチラ↓

 小樽慕情 1
 小樽慕情 2
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こちらは、使用するはずだった道東地方用のフライヤーです。コロナのバカヤローでございます。
本当に素晴らしい完成度で感激致しました。大切にします。
コロナが落ち着いたらぜひ今度こそ道東地方のツアーも実現できますように✨


ライブは1部と2部に分かれており、その間に換気の時間がありました。
お店側で対策をしっかりされております。安心して楽しめるよう配慮して下さっていました。
大澤さんのライブ、1部はJazzyだったりBluesだったり、ゆったりお酒を嗜みながら聴くのにぴったりの渋さで、割と静かに進行して行きました。1部のラストは「そして僕は途方に暮れる」を感動的に美しく歌ってくれました。

そして2部です。2部は盛り上がり必須だろう、と思っていたら案の定でして、3曲目辺りから前の方が立ち始めたので私も勿論立ち上がったら、前方がまったく見えなくなってしまうと言う(私にとっての)アクシデントが! するとスタッフの女性が「どうぞ」と通路側に席を作って下さり、大澤さんの姿が見える場所に移動させてくださいました。私が後ろでうろうろしていたのを素早く見つけて機転を利かせてくださって、本当に感謝しています。

それから、今だからMCなどの話をしてもいいかな。
冗談交じりに、という前提ではありますが「生前葬」をしたい、と言うお話をされていました。
「そこで誰が来たかチェックできる。ああ、あいつ来なかったな、とか判るじゃん」
「BGM流したりして。それを俺も一緒に聴いてんだよ。最高じゃん!」
「カンパーイ! とかしちゃってさ」
「で、泣いたりしてね。俺がw」
「それでやっぱりゴーゴーヘブンかけちゃったりして、本当にヘブン行っちゃうw」
…と、明るく元気に話しておりました(笑)何となく複雑な思いで聴いていましたがやっぱり後半の喋りで笑った。またそんな話を聞く酒井まろさんが飄々としてて、大澤さんのお話にうまく一言でオチをつけるので可笑しくて。いい味を出していらっしゃる。そして歌ったゴーゴーヘブンはやっぱりイカしてた。そして歌詞がやはり溶けていた(笑)
かっこいいぜ。ちくしょーめ。

その「ゴーゴーヘブン」から「Lady Vanish」へ。
「Lady Vanish」はスタイリッシュな中に重低音が体に響くようなアレンジで、以前「Blue Mood」にて配信ライブがあった時もカッコよくってぞくぞくしました。濃厚でセクシーな楽曲から始まったライブは大澤さんの持ち味である抒情的な刹那を含め、爽やかなバラ色の風も吹かせて、大人のバラードで締めてくれました。声援できない分、大きな大きな拍手を送りたい。大澤さん、北海道に来てくれてありがとう。また行きますね。

さて、長いこと連載みたいにしていたレポート、と言うか感想ですね(笑)
独り言を読んでくださってありがとうございました。この後は番外編です。一気に読者が減りそうですが(笑)
  
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こちらは今回ゲットした大澤さんSASURAI TOURグッズです。
マスクは写真の薄い青色とグレーの2色1セットですが、帰りにそのままグレーの方をつけて来てただいまお洗濯中につき、写真はなしです(個人的か)トートバッグもありましたが、家には既に以前購入したサイン入りのデニム版があるのでちょいと遠慮しました。その他、ポーチ、クリアファイルを2種類。今考えると本当になぜあの場で撮って来なかったのか、と不思議になります。なぜ家なんだと(笑)

さて、前回に引き続き「小樽慕情」をの2をお送りいたします。
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※こちらのフライヤーは北海道有志の会の方が制作されたもので、
今春道東地方に来る予定だった際、私も短い文章を寄稿させていただきました。
今回そちらのフライヤーもいただき、感慨深く眺めました。心から御礼申し上げます。

オーセントホテル小樽から飛び出し、夕食を無事終えた私と友達はいざ、移転したばかりの花園町のライブハウス「A.LIVE」を目指しました。しかし容赦のない雨の上、今一つ場所が判らなかったので、またもや一区間ではありますがタクシーで現地にゴー。店内に入ってすぐに目に入ったのは、吸い込まれそうな青色のステージ。海の底のようだった。
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最後の写真は興奮したせいです(笑)
引き戸をガラガラと開けて入るお店で「よっ!」とか言って入りたくなるアットホームな造りです。無事、入場手続きを終えると「物販販売しまーす」の声に飛びつくと、何と売り子さんはドラムス&パーカッションの酒井まろさん!思わず握手して欲しくなりましたが時間が押しているようなので、迷わずトートバッグ以外を全部買いました。個人的にマスクが欲しかったので入手できて嬉しかった。(あとで気づいたのですが、そのマスクをなぜそこで開けなかった。なぜ大澤さんの前でつけなかったのか…)

私は一般入場だったので、後ろの方に着席。カシスソーダを注文。
大きなテーブルの上には何やらパーティーグッズらしきものがたくさん乗っており、鈴のついた棒を渡されました。棒の先には2色のきれいなリボンがひらひらしていて「大澤さんが登場した時や、感情が昂った時などにどうぞ!」とのこと。そうでした。声援はできないのです。皆さん、それぞれに工夫を加え、一緒に行った友達もホワイトボードを持参し、その時々で想いを書いては消し書いては消し、を繰り返していました。大澤さんの名前入り団扇も手作りしている方がいたり、その横でお菓子を下さったり、和気藹々とした良い雰囲気で時間が進んで行きました。

そして、ふっと店内が暗くなり、ステージのみにライトが当たり、先ほどのガラガラと開ける引き戸から大澤さん登場。拍手喝采。大澤さんは出て来ただけで一種近寄りがたいほどのオーラがあり、風圧を感じます。一般人には到底出せない「何か」がある。それは毎回思うことだ。

大澤さんと先ほどまで売り子さんをしていた酒井まろさん(小林稔侍似)と視線で合図を交わし、一曲目が始まる。スピード感と強さがあるファンの間ではなじみのある楽曲。前日の函館では歌わなかった、と後で聞きました。大澤さんのギターはいつも絶品。音も最高。マスクの中が笑顔でいっぱいになる。三曲ほど続けてブルース系の雰囲気のある曲を歌ったあと、イメージが崩れるような大澤語録たっぷりのMC(しかも長いのだw)
北海道を大変お気に召してらして、温泉、食べ物、今の時期ですと紅葉の美しさなどを熱く語ってくれました。そしてなぜか「アンヌプリ」を思い出せず「セントなんとか」みたいな感じでまったく違う言葉になってしまう大澤さん。セントってどこから出たんだろうと考えると、多分「ニセコアンヌプリ」で記憶してたのではなかろうか。そうだと合点が行く。けど北海道の地名は難しいのでこの先、三回は確実に北海道に来てくれるとのことなので(暴露)ゆっくり憶えましょう♩

今回、記事タイトルにしたものの元は渚ゆう子さんの「京都慕情」です。大澤さんのお気に入りのカバー。雨の降る小樽はやはりどこか抒情的で、思わずこの曲を思い出し、タイトルに拝借しました。実際、歌ってくれた時、似合っていた。感傷的になりそうだった。大澤さんバージョンで歌う「京都慕情」は曲の後半がビートルズの「Here There And Everywhere」のフレーズを入れるアレンジになっているところが堪らなく好きです。

ここで、2012年にラジオで放送された大澤さん弾き語りの「京都慕情」がYouTubeにアップされているものをどうぞ。まだ今ほど歌にアレンジを加えていない歌声はどこか少年のようです。

こう言ったナイーブな楽曲を演ったり、エロティシズム満開の曲も演ったりしながら、ステージはどんどん進んで行きます。いつの間にか後ろの方に男性のお客さんがたくさんいらしていて、背中に声が届きました。「そして僕は途方に暮れる」を歌った時も「やっぱ、いいなあ…」というため息のような声が聞こえて来て微笑みがこぼれました。(マスクの中で)
吉川晃司さんに提供した「ラ・ヴィアン・ローズ」や、鈴木雅之さんに提供した「ガラス越しに消えた夏」の時も「フー!」という歓声と共に「すごい素敵だよね」と聞こえました。

さて、ここで3へと続きます。

2020年10月16日から17日、大澤誉志幸さんのライブに行って参りました。
昨年7月の美幌以来の大澤さんです。毎回思うのは、参加できたのが奇跡のようだと言うこと。個人的に、昨年よりも複雑な状況になり、ますます参加も難しくなるだろうと思っておりましたが、大澤さんが道内に来てくれるのだから今回は少々義父には我儘を言わせてもらい、急遽行くことに決めました。自分の人生なのだ。自分がやりたいことを遠慮してどうする。年も体力も待ってはくれない。

そんな大澤さんのツアータイトルは…
大澤誉志幸 SASURAI TOUR 2020「★BIRTHDAY★TOUR !!!」
※2020年10月9日~2020年10月25日
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です。大澤さんの誕生日は10月3日。63歳になりました。カッコいい63歳だ。
私はこのツアーの10/16(金) 北海道 小樽「A.LIVE」さんに参加しました。実は翌日の札幌に参加予定だったのですが予約が間に合わずSold outになってしまったので前日の小樽に変更しました。本来ならどちらも参加したかったところです。

小樽の天候は晴れたり曇ったり雨降りだったり、はたまたきれいな虹が拝めたりと、まさに秋の猫の目お天気でした。小樽には中学生の時、修学旅行で行って以来です。
確かあの日も雨で寒くてあまり色んな場所が見られなかった。そういえばあの時もバスの中でガイドさんがかけてくれた音楽に『そして僕は途方に暮れる』があり、男子生徒の強面の子が「その曲も一回かけてー」とリクエストしてガイドそのものを邪魔されたガイドさんに静かにキレられていた。

そんな小樽ですが、私の旅はまず北見から札幌に高速バスにて移動することから始まった。
札幌にて大澤Loverの友達と合流し、更に小樽へと移動。予約していたオーセントホテルにチェックイン♩スタンダードツインの素敵なお部屋。
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大澤さんのライブまでに夕食を済ませようと外出。と、外は大雨。傘を持ってきていなかった。動揺。とにかく目についた「これだ」と思ったお店に入ることにした。大丈夫。北海道は何でも美味い。このように雨は脳内スケジュールを変更させる力を持っている。
しかし急遽入ったお店「炉ばた屋 鶴吉」さんはとても美味しかった。懐かしさを感じさせる佇まいの小上がりに席を取り、注文したのは、舞茸の天ぷら、牛タンの炭火焼き、鉄火丼、そしてアルコールは乾杯の時のためにとっておきたかったのでここはウーロン茶で。単純にごはん食べる時は炭酸が入ってない飲み物の方がいいかな、とも思っている(いらない情報)
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このように、ゆっくり写真なんて撮りながら食べている間にいつの間にか時間が経ち、ライブの予約順があるため急いで(や、結構味わったw)お腹に詰め込み、ライブハウスに移動。
一区間だったがタクシーを使った。雨は脳内スケジュー(略)
いざ目的地「A.LIVE」さんへと!(2へつづく!)

  

「オーセントホテル小樽」https://www.authent.co.jp/
「炉ばた屋 鶴吉」(紹介サイト)https://hitosara.com/0005019223/
「A.LIVE」https://m.facebook.com/ALIVE-1683645215252199/

うお。
もう一週間以上経ってしまったのか。

お久しぶりです。
そして私自身、久しぶりに大澤(誉志幸)さんのライブに参加して参りました。
「大澤誉志幸 SASURAI TOUR 2019 夏の宵」です。
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※2枚目の画像は北海道の大澤さんファンの方が作ったものだそうです。すごい。使わせていただきます。

今回は大澤さんがこちらに来てくれたと言っても過言ではない。誘ってくれたのは大澤さんの記事の時にいつもお名前を出させていただいているM姉さん(ブログはコチラ
実際、大澤さんの北海道ツアーと言っても毎回遠い場所ばかりだったので諦めていて客観的に眺めているばかりだったのですが今回はなんと網走市美幌町という町で北見市のほぼ隣! メールでそんな情報があったことにも気づかずにいた俺。バカ! 俺バカ!

M姉さんの魅惑のお誘いに秒で「イエス」の返事をした自分にも驚いたが、フットワークも軽くあれよあれよとチケットにホテルまで予約してくれた姉さんには感服してしまうのであった。そして年齢を経たこともあるのか若い頃ほど緊張感がなかった。これは洵に嬉しいことです。緊張感というもので言いたいことも言えない過去が山ほど積み重なっているのだから。今回の旅行は100パーセントめちゃくちゃ楽しかった! 体調も(体重増えたせいか)あまり疲れを感じず万全。地元でありながら普段近すぎて行かなかった観光スポットなどにも赴いた。

話がめちゃくちゃになる寸前なので一端戻しましょう。
大澤さんのライブは令和元年7月9日、美幌「ぷちパーティ」というライブハウスにて行われました。小さなお店ですが音も良くきちんと座れる空間でお酒も飲める好みの場所でした。(ただトイレがまさかの和式…)ライブ前、ごく軽く食べたいね、と言っていた私たちに「今日はフードは提供していないんですよ」というライブハウスのスタッフさんのひとこと。ちっ。オススメしてくれたお隣の焼肉屋さんに出向き、なぜライブ前に焼肉なの、と愚痴を言いつつ匂いのつかない配慮をしてくださっているその店でたっぷりサガリ(ハラミの脂身が少ない感じの肉。或いはハラミの北海道の言い方)や野菜を食べる。美味しかったです。スタミナつきました。

さあ、ライブですよ…。
以前行ったのがいつか思い出せないくらい月日が経っていますよ…。
確か最後に行った時、唇が荒れ放題で口紅すら塗れなかったはず。しかも駅の階段から落ちたはず。今回もまあ肌荒れがあったけれど何とか前日にケアが間に合い、ファンデーションはつけられなくてもコンシーラーに救ってもらい、何とかなった。個人的か。

私と姉さんは前から2番目の席を選び、大澤さんの膝小僧がやたら目に入る位置でした。大澤さん、お膝ぴかぴか。途中何となく幽体離脱しているような感覚で、自分がこの場にいること、10年ぶりくらいに再び大澤さんの魅力的なハスキーヴォイスを目の前で聴けていることが不思議でならなかった。ツアーはまだ途中なのでセットリストの解禁はいけないですね。しかし馴染みのある曲、珍しい曲、あの曲この曲どんな曲(大澤さんが何度も言ってた)雰囲気に合わせ、色々と演奏してくれました。つくづく思ったが大澤さんは本当にギターのテクニックがすごい。あの細くて長い指を見ていてもわかるけれど器用でとにかく上手い。3本のギターを駆使して色んな奏法も楽しめました。キーボードの青木庸和(つねかず)氏との相性も素晴らしく、魅了されました。アンコールも含め、全19曲、いやあ楽しめました! 大澤さん! 心の故郷! …と言わせていただきます! もうやはり会わずにはいられない!

大澤さんとはライブ後、5000円以上グッズを購入したお客様に「Two Shot Ticket」なるものがゲットでき、グッズにサイン、握手(お好みによっては)ハグ、などしてもらえるチケットが貰えます。パンフレットは既に持っているものでしたがなんのその。何冊あってもいいので買いました。その他こちらも個人的にずっと欲しかった扇子を購入。ああ、デパートとかで買わなくて良かった。立派な誉マーク(大澤さんのサイン)のついたものは私にはどんなブランドものよりも尊い。ちょっと雰囲気でパタパタしたくなるがうちには猫がいるので要注意。大事にします。夏の間、どこに行くにもお供させます。

と、言う訳でかなり遅れた上にもう大澤さんは北海道から離れてしまっていますが、ここは書かなければ。ライブ前後、M姉さんと道東観光もとても良かったのでこの後書きますね。もう一度言う。めちゃくちゃ楽しかった!

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短篇シリーズ「ソファーの上でロマンスを」全31作品、お引越しして公開しました。

この短篇シリーズは以前、別ブログで書いておりまして、
敬愛する大澤誉志幸さんの曲名をひたすら小説にするというブログでしたが、中途半端にしたまま更新を止めてしまいました。私の力不足が原因です。その後少々ほっといてしまった2004年から2006年にかけて書いていた…うーん、カテゴリとしてはライトノベルになっちゃうかな。その短篇たちを軽いものから重いものまで、基本的に甘いロマンス作品、31作をドーン!と別ブログにお引越しさせました。今とはかなり作風が違うので自分で読んでいてたまに歯が浮きます(笑)しかし、ぜひ気軽に遊びに来てください。こちらになります↓

「ソファーの上でロマンスを」https://beatrice.goat.me/ ※一番最初に説明があります。

そちらのブログのプロフィールとして紹介しているのが上画像です。
今回使用したブログ、g.o.a.t(ゴート)はKDDIのサービスで、縦書きで書けてイメージ写真も豊富です。ただ文章を書くだけであればとても簡単です。始まったばかりなのか、まだ細かい作業はできないようです。しかし、きれいな画像をここぞとばかりに使い、私の稚拙な2004年の小説を何とか読んでいただこう!という手段に出ました。縦書きで書ける、と言う割にすべて横書きですが…。
現在、大澤さんの曲名小説は休憩しているので、その頃に書いた短編は第一期ということでアーカイブとして作りました。またいつか、今度はきちんとアルバムごと、などテーマをはっきりさせて今の自分で書けたらと思います。

さて、この後の幸坂は、9月22日締め切りの「猫アンソロジー」の原稿に取り掛かります。
少しずつアイディアが出てきているのでそれをがっつり書いて、絞って、抽出したものを完成させたいと思います。以上、連絡でした。遊びに来てね~

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ただいまです。
 
6日には北海道に戻っていました。
その日の女満別空港は東京より暑かったという…。
逆に東京も横浜も私が行った時は過ごしやすかった。
 
今回、個人的にひやっとした出来事が。
ライブ当日、地下鉄の階段で靴が引っかかって落ちそうになり、
必死に手すりを掴み、転んだだけですみましたが、
大澤さんのライブにまさに向かう途中の悲劇でして、
自分でも引いてしまうほど大きな青あざを2つ3つ作り、
東京へと、ひょこひょこ歩きで出向いたのでした。
流血しなくて良かった&黒のトレンカだったので痣が見えなくて良かった。
 
肝心の大澤さんのライブは、
本当に毎回「おおっ」と思ってしまうほど素晴らしかった。
ブルースの渋さあり、キュートさあり、もちろん官能あり、でしたが、
私自分のたった今の心情のせいか1曲1曲が刹那的に感じられました。
大澤さん独特の風通しの良い感動は、
涙を隠してしまう人間にとっては最も涙腺を刺激するのでした。
もちろん泣かなかった。けれど胸の中は涙でいっぱいだった。
その涙の潤いが心地良かった。
 
ええと、
そんな訳で、あんなこともこんなことも(なんぞ)書きたいのですが、
明日、以前色々書いていた家族を病院にとうとう連れて行きます。
きちんと検査してもらい、先生のお話をがっつり伺おうと思うので、
集中できるよう、今日は眠ろうと思います。
昨日ここを覗いた時、明らかにいつもより訪問してくださる方が多かったので、
更新していなくて申し訳なく思っていました。今日も申し訳ありません。
もう少し落ち着いたら皆さんが引こうが何だろうが書きますので(笑)
 
とりあえず、いくつか書いておきましょう。
大澤さんのボトルネックギター、指さばきが最高だった。表情も官能的で。
ヴァン・モリソンの「crazy love」のカバー、素晴らしかった。
「小さくても楽しいことを見つけていこう」と言って歌った、
「明日はきっとハレルヤ」のソウルフルな歌いっぷりが天晴れだった。
どこまでかっこよくなるのだ。大澤さん。
1番前の席でがっつり見ましたが、やっぱ男前でした。
 
今回のライブ後は、ふわふわの気持ちではなく、
頭の芯までしっかりしているのに、幸せ、という不思議な感覚です。
そしてやはり、大澤さんの声や姿、おしゃべりにはふっと肩の力が抜けるのでした。
ありがとう。大澤さん。
 
And when I'm returning from so far away
She gives me some sweet lovin' brighten up my day
Yes it makes me righteous, yes it makes me feel whole
Yes it makes me mellow down in to my soul
She give me love, love, love, love, crazy love
She give me love, love, love, love, crazy love
 
(中略)
 
Yes I want to throw my arms around her
Kiss her hug her kiss her hug her tight

…心に沁みました。


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今日の記事タイトルは「crazy love」の歌詞から。
基本的に女性に対する歌詞ですが、この狂おしいほどの愛情と、
熱い歌詞は、そのまま大澤さんの想いのように伝わりました。
 
あ。そしてこの曲はNHK-FM「サウンド・ストリート」の最終回の日、
大澤さんがかけてくれた曲です。
モリソン氏の泣いているようなため息のような歌い方が、
このバラッドを一層やるせなく響かせていた、という感情になった。
それだけは記憶の中に残っております。昭和62年3月19日放送分でした。

※追記

昨日「昭和62年」のところを間違えて「昭和32年」と書いてしまいましたが、
「大澤さん生まれてないよ」とナイスなコメントをいただき、訂正しました(笑)
ああー!そうでした!なんてこったい(笑)ありがとー姉さん 

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23日、午後に遡ります。

M姉さんと私とBさんが揃ったところで、
店を出て話題の「H&M」と「フォーエバー21」に、
寄ってみよう、ということにする。
行列ができていてヒドイ場合はスルーで、と3人共意見が一致。

もちろん混んでいたけれど、
まあまあ、怖気づくほどでもなかったので並んで入ってみる。
安い。まるで「しまむら」みたいd(略)
しかし若いなあ。歩きながら話をしたけれど、
10代の女の子たちにはたまらないんだろうなあ。
私たちは疲れたので、原宿駅へと急ごうとする。
しかし、短い距離なのに混んだ道は人の渋滞でなかなか動かない。
抜け道だという小さな路地も結婚式の新郎新婦の通り道であり、
式をやっている日は通れないそうで、
一か八かで行ってみると見事に式のある日だった。
私たちはまた原宿、竹下通りに戻った。
香水やアイスクリームの甘い匂い。
この混みように慣れているのか、
犬の散歩をしている人まで見かけた。

そこをキャリーバッグをごろごろ転がしながら、
どこかつまらなさそうな顔をして歩く、
若い二人連れの女の子とすれ違った。
二人とも、ゴスロリファッションで身を固めていた。
すれ違ってからBさんは言う。

「個性を丸ごと消してるね」

うまい言葉だと思った。
多分当人は個性を大事にしているつもりだと思う。
けれど雑誌から抜け出たような、という表現は、
実は褒め言葉ではないのかもしれない。
しかし、若い頃は何もかも勉強になるから、
彼女たちの格好もきっといつか大人になったとき、
自分たちの若かりし日を写真などで目にして色んなことを思うのだろう。
もちろん貫けば、それはそれですごいことだ。

そう言えば話は前後するけれど、
花になぜか敏感になる私は、北見であまり目にしたことのない花を見て、
姉さんに「あれはなんと言う花?」と訊ねた。
「さるすべり。木の幹がつるつるだから、猿も落ちてしまうということから」
と、詳細を教えてくれた。
近くに行って確認すると本当につるつるで、これは滑って落ちちゃうな、
と、感心して花びらも触ってみた。
木の佇まいとは裏腹に柔らかくて頼りなげだった。(写真を撮るのを忘れた)

話を戻しましょう。混みあう中を抜け、
原宿駅発見。私たちはもう時間もなくなったので、
帰途に着くための電車待ちをした。
そこで、背中から涼しい風が吹いた。
ふと振り返ると、背後はたくさんの木があり、
そこは明治神宮の敷地だった。なるほど。
やはり神社仏閣というのは「気」が整っている。
地下鉄の人工的な風と違い、安心して呼吸のできる風だった。
自然の力を全身で感じた。

間もなく電車が来て、駅から駅へと乗り継ぎ、
どこの駅か忘れてしまったのだけどBさんと別れるときがきた。
互いに「また会おうね。絶対ね。気をつけて」と手を握り、さよならを言った。
涙のかわりに、笑顔で希望のさよならをすることができた。
Bさんの手を振る姿が瞼の奥に残っている。


そして、羽田空港に向かう電車へ。
姉さんと私は竹下通りで少し疲れてしまったのか、
口数が少なかったが、私は心の中でどうやってこの感謝の気持ちを表していいのか、
言葉や態度がわからなくて、もどかしい気持ちでいた。
口に出すと何だか言いたいこととは別の話が口をついて出る。

そう。あのときの会話。
姉さん、憶えているかな。
私は自立したい、なんて言っていた。
東京に住みたい、なんてことも言ってた。

しかし、今冷静に考えたらやっぱり違うのだ。
自分の考える自立、というのはもちろんしたいけれど、
東京には時々来るから良いのであって、住もうとは思わない。
そして、一人暮らしをするための自立ではなく、
北見にいる母を支えていくための力としての自立をしたいのだ、
と、しゃべっている途中で思った。
姉さん、私の話はいつも曖昧でおとな気がなくてごめんね。
そんなところも一生懸命、勉強したいのだ。
このまま東京に来ることがなくなれば、
きっと私は曖昧な表現しかできない人間のままだろう。
失敗だと感じたらチャンスだ、と頭を切り替え、
次に会うときは、もどかしさなんて消してしまいたい。
だから、このような私と一緒にいてくれて、ほんとうに感謝しています。
今の私なりにできることを一生懸命がんばって行きたい。
姉さんやBさん、STBで会ったたくさんの友達、
大好きな人たちに呆れられたくない。
過ぎ行く景色はうっすらとそんな私の気持ちを映す。
この気持ちを忘れてはならない。決して。

羽田空港到着。
搭乗手続きを終えたあと、時間がまだあったのでお土産を物色。
いつもは手のひらに乗せると何ともいえないキュートさを感じる、
「ひよこ」を買っていたのだが、見つからない。
仕方ない。他を探そう、と姉さんと土産物屋さんを見て回ると、
「東京ばな奈」というふんわりしたスポンジケーキが見つかったので購入。
姉さんも娘さんに買っていた。
店を出ると「ここでいいかな?」と姉さんが訊いてきた。
私はまた自分のことしか考えていないことに気づき、少々自己嫌悪に陥る。
慌ててお礼と「気をつけて。どうもありがとう」を繰り返した。
考えることが麻痺してしまったこのときの私の精一杯の言葉だった。
姉さんは青いワンピースをひらひらとさせて、疲れているだろうに、
足取りも軽く、まっすぐに歩き、人込みの中に消えた。

もっとたくさん、気の利いた言葉が出てくるといいのに。
普段こんなふうに文章を書いているくせに、と、
私はせつない思いで姉さんの背中を見送った。
またね。また会いましょうね。背中にテレパシーのようにそう言葉を思った。
ほんとうに、どうもありがとう。


***

搭乗口に入り、荷物チェックを終え、時間まで椅子に座った。
ぼうっとしてくる頭の中は先に書いた後悔やら感謝やらでごっちゃになっていた。
しかし、すべてが自分の思う通りに行かなくても、
私はまた一歩進んだのだと今なら思う。

100%完璧なことがムリなら、
目標を下げて、せめて80%にしてみる。
場合によっては70%でもいい。
しかし70%を出せるなら、70%を100%がんばりたい。
そして何より楽しかった。会えて嬉しかった。
それが一番大切なことだと思う。
自分へのお土産があるとするならこの気持ちだ。

ええと、長い文章になってごめんなさい。
今日はもう8月も終わりの30日で(日付替わっちゃったけど)
そんな私の夏の終わりの午後は、選挙に行くことから始まった。
こうして日々は動いている。
読んでくださって、ありがとうございます。


***

画像は、ついに東京のものが切れたのでリマっちで。
何気に情熱を感じる赤い色なので選んでみました。

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