“ Lovely ”


 漂いましょう
 ずっと
 このまま
 海の中
 ここは
 愛に溢れた場所

 怖がらないで
 手を放さないから

 微笑んでいるわ
 この目も
 この唇も
 あなただけのために

 例え あなたが
 凍てつく暗がりの中にいると感じても
 どんなに孤独に怯えていても

 忘れないで
 あなたはひとりじゃない

 いつも あなたを
 抱きしめて 一緒に生きているから

 安心して いとしいひと

 漂いましょう
 ずっと
 ずっと

 この海の中で
 この星の中で

 あなたは 愛されてる

◆ ◇ ◆

この詩のタイトル「Lovely」は、
かわいい、ではなくどちらかと言えば「素晴らしい」など、そちらの解釈でつけました。

ミッシェル・トゥームスという歌手が、同タイトルの曲を歌い、そこから浮かび上がったものです。彼女の音楽は、CCMというジャンルに属するそうです。「コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック」の略で宗教音楽です。その声の透明さとチャーミングさに惹かれて聴いたので、その情報は後から知りました。

宗教音楽と呼ぶにはあまりにポップで、本当にそう呼んでいいのかわからなくなる。ただ、本来音楽は自分の感性に合う物を自然と選ぶと思うので、ジャンルというのは後で誰かに説明したりする単なる記号とか、そういうものかな、と解釈して聴いています。もちろん歌詞を読むと、神に帰依する、と言った内容も多いのでそこで気づきました。…いやしかし、彼女の名前と自分の詩を同列に並ばせては申し訳ないほど、本当に私は詩を書くのがヘタだ(苦笑)

詩に思えない。
なぜだろう、と考えているとどちらかと言うと歌詞に近いのかな、と感じました。(や、それも失礼なんだけど)詩なのに「てにをは」が妙にはっきりしているし、わかりやすいし感情丸出しで(笑)けれど、まあ、それでいいか、と。こんな想いになった事が一番大事か、と考えて載せてみました。ジャンル分けするのは日本人だけだ、なんて聞いた事がありますが、そんな事はないと思うぞ。

そして、ジャンル分けは「区別」という意味で必要に思います。例えば、映画などでもホラーとドキュメンタリーとR-18が一緒にできないのと同じように。私の詩のジャンルは、なんだろう。

「愛」かな。でへへへ。
センター・オブ・マイ・ユニヴァース
ミッシェル・トゥームス
EMIミュージック・ジャパン
2000-02-16



日本盤のジャケットの方が、トゥームスさんの顔がかわいいです。
でもタイトルに合っているのは洋盤の方かな。

今は全体的に優しい音楽が好きです。彼女の声は優しい。そして、大澤さんの声も私を惹きつけてやまないほど優しい。特に最近は官能的な歌でも愛を感じるのです。だからこそ私は彼女の音楽に魅かれたのかも知れない。