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1978年の作品「Pretty Baby」ルイ・マルの作品。
教授こと、黒人ピアニストとシールズのやりとりのシーンが好きです。

最近、児童ポルノ法とか色々と騒がしいですが、
その煽りで、この名作まで消えてしまっては大変惜しい。
どうしても舞台が高級娼館で、12歳の少女娼婦が主人公となれば、
一番に抹消されそうですが、物語ではたまたま母親が娼婦で、
娼館で生まれ、そこで育ち、女だったがゆえに同じ道を歩まざるを得ない、
古い時代のお話で、本当のテーマは少女の「愛情を求める姿」です。
映画の冒頭、少女の母親が出産をします。
無事生まれ、性別を伝えに行くときも、
少女でありまだ商売にならない彼女は一切気にかけてもらえません。
その中で「教授」こと黒人ピアニストだけは彼女ときちんと目線を同じくして話します。

この娼館の女主人はピアニストとして彼を雇いながらも、
少女に黒人と関わることをとがめます。
そんな中、先に書いた教授と幼い少女ヴァイオレットとのやりとりが、
温かく微笑ましくて大好きなのです。なのでそのシーンだけピックアップ。

性描写も裸もないシーンでありながら、そこが娼館であること、
女主人が黒人を未だ差別の目で見ていること、少女が愛を求めていること、
すべてが表現されたシーンだと思います。


「Pretty Baby」Violet & Professor 



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この映画のブルック・シールズは13歳(役は12歳)
なのに、はっきりと大人の美貌を持ち、しかし無邪気さがあり、魅力的です。
実際、この映画の中心となるのはヴァイオレットと、
娼婦を撮りたい、と言って娼館を訪ねてきたカメラマンとの恋です。
ラストはヴァイオレットの心を考えると胸が痛くなりますが、
将来的にはこの方が良いんだろうな、と思わせられます。


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画像は、ちょうどこの年齢の頃のシールズ。


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一番上はこの映画が紹介された当時の雑誌。
中身はシールズの全裸などが載っているそうです。
すごいな。今では考えられない。ある意味自由かも。偏りはあるけど。