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小説執筆途中に、ちょいと休憩をば。

執筆と言ったってパソコンのキーを打つのだから、
言葉としては間違っているのだけど。

そう言えば6時からずっと書いてた。
トイレ以外、座りっぱなし。やばい。足腰。
でも、である。昨日投稿した私の小説はほぼシュレッダーにかけたいのだ。
パソコンだから消せるが。私の投稿したものなんて甘すぎて話にならない。
こんな事書いてる自分も洒落にならない。
と、
玉砕寸前になった。あくまでも寸前。玉砕するにはまだ早いとは思う。
うすうすわかっていたからだ。
私はあろうことか二番煎じにした物語を少しだけ変えて投稿する、
という前代未聞の事を、してしまったのだ。反省極まりない。

◆ ◆ ◆

本当は、以前「起」と結」の決まったお題の中身を作る、
というサイトさんに所属していた頃のもので、
もう少し書き足したいことなどがあったので加えたら、2000字になった。
幸い、誘うようなお話であの場でもそこそこ好評だった。
じゃあ、これを投稿してみよう。それが既に間違いだった。

本当に、
本当に私は甘く世の中を見ていたんだ、
と、深く深く地の底までも実感しております。
まず、所属していたあそこは悪い意味でも何でもなく、
レベルが違い過ぎる。ゴザンスとはあまりにも。
ゴザンスには、かの田川ミメイさんや、九鬼ゑ女さんがいたところ。
恐れ多くも登録なんぞして、私の名も連ねてもらった場所だが、
私など、お門違いの場所だったかも知れないのだ。あまりにもレベルが・・・。

もうこんな失敗するものか。
きちんと批評してくださる、というのは本当にありがたい事なのだ。
そこらへんの「ここおかしいよー」やら「面白くない」やらの、
くだらない批評なんかより、数倍きつい事が書いてあるが、
それが的を得ていれば傷つくなんてない。(心臓発作起こして薬は飲んだが)
その想いに応えてあげられない自分が歯痒いのだ。
今、ずっと書き直しているものはどこにも出していないものだ。
だからこそ、怖い。

編集さんは色々書いてくれた。
こんな並大抵のものは出せない、私の力はこんな物じゃないでしょう、と。
つまりは紋切り型で平凡なバカ同士のお話だったのだ。
そこがうまいとこ突いてるのだ。私もそう思ってた!(じゃ、出すな)
やっぱり甘かったんだ。私のせいだったんだ。
もう、口惜しくて口惜しくてすぐにパソコンに向かったけれど、
すぐにできるか、と言うと、そんなおいしい事、あるはずもなく、
ただ今も、執筆中です。ああ、もう夜が明けてしまう。

***

こないだ、コメントをくれた小萩さんが、
私のインタビューを読んでくださって「強い」と仰ってくれた。
男に「強い」と言われるのは、なぜか心に引っかかるが、
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女性に言われると、嬉しい。
私は、強いだろうか。ほんの少しでも。
けれど、小説に関して泣き言なんて書きたくない。
書くなら、済んだあとだ。
もう少しで夜明け。もうひとがんばり。
そんな、がつがつとした私をまるで執筆お化けでも見るように、
電線から、カラスが見下ろしている。友達になれるかもね。私たち。