
このブログに短篇とは言え小説をまるごと載せてしまったのは、
あまり良いことではないと思えた。
字も小さいし、目を悪くしそうで。でも、ごめんなさい。
どうしても載せたかったんです。
(※後日談 これをきっかけに小説ブログを開設しました)
あの小説は、既に「Mystery Circle」さんで発表になっているにも関わらず、
どうしても主人公から離れられなくてもう一度書いてしまった。
偉そうなのを承知で書くと、書かないでいると心がやせ細っていく気がする。
書く事によって、私の心は、まるまると栄養に満たされる。
そんな事を最近思う。
◆ ◆ ◆
けれど、その主人公から離れなくては次に進めない。
だから飽きるまで読んで読んで、同じ字を書いて書いて、
もういい。そう思えた頃、きっと主人公たちは私から浮遊する。
私は自分の手で彼らを弔わなければいけない。
じゃないと、私が逆の側になるかも知れない。
…なんて書くと、めちゃくちゃ怖いですね。
でも、書けなくても書きたくて書きたくて、壊れそうになる。
壊せたらいい。もう戻れない場所まで行けたらいい。
バカみたいだけど、作家、という肩書きが私は欲しい。
そうすれば、誰にも何も言わせずに、小説が書けるから。
ただそれだけの甘い理由だ。だからと言ってそうそううまく事が運ぶ訳ではなく、
私はやはりまだ同じ場所から動けない。
「書ける」人が心底、羨ましい。なぜ私は書けないのだろう。
魅力的で、みんなを惹きつける作品が。それが口惜しい。
24時間考え尽くしたとしても、書き続けたとしても、
努力が実らない世界というものがある。
才能だけの世界。それが、作家だと思う。
こうして書き連ねる言葉はただの私の感想であり希望でしかない。
喉から手が出るほど、なんて、ありふれた言い方であったとしてもそう思う。
上の画像はフランス女優、エマニュエル・ベアール
ほんの少し年齢を感じさせる目の下の仄かなクマが、
とても魅力的。ああ。こんなふうに年取りたいなあ。←(図々しい