First Kiss

幸坂かゆり Weblog

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それは記憶もおぼろげな幼少時代。
元々、左ききだった私ですが、直されてから絵を描くようになった。

それからは絵を描くことが大好きになり、
ちょっとした「隙間」を見つけるとどこにでも絵を描いた。
紙の上以外でも、チラシの裏、ダンボール、シールの余白、壁、アスファルトの上、鉛筆で、チョークで、十勝石で、軽石で、土で。

それを見ていた、当時パルプ工場に勤務していた父が、
本来なら処分される、何にも書かれていない紙を大量に持ってきてくれた。
何の見本もなく描いた人物の顔は長四角だった。
幼稚園になる頃には、とにかく気に入ったものを模写し続けた。

ある日、父が紙をまとめてホチキスで綴じ、本の形態を作ってくれてから、
鉛筆でコマ割ををし、セリフを書き入れるということができるようになり、
「ベタ」と呼ばれる背景の黒い部分も鉛筆で塗りつぶし、自分だけの本を作った。

ただ、私が幼い頃はどんな大人も、漫画というとすぐに否定された時代だった。
そんな中で、唯一否定せず、絵を自由に描く場を提供してくれて、
何も見ていない振りをしながら、実は一番評価して見てくれていた父。
色んなことがあり、今はどうしているのか判らないけれど、
その部分だけは本当に感謝してやまない。

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上の文章は私がウェブサイトを開設した当時「指先のプロフィール」と称して載せていた。
今は雰囲気を替えた仕様にしたので、省いてしまったけれど文章は手許にある。

なぜいきなりこの文章を出したか。
この間、Twitterにてふとしたこと、本当にふとした出来事から、先に書いた小学生時代読みふけっていた漫画家さんのお名前をお見かけしたからだ。

小林博美先生。大好きな「夜の雪がやさしい」という漫画。
いくつか年上のいとこのお姉さんからもらった雑誌に載っていて釘付けになった作品です。繊細な線、ただ大きいだけではない深さのある瞳、躍動感、情熱、そして美。そのすべてを備えた宝物のような漫画。引越しの多い幼少時代、どんな時も雑誌からその漫画だけ切り取り持っていたけれど、とうとうどこかで失くしてしまった。その後、成長し、パソコンを購入してからも覚束ない指で検索をしたが、その雑誌自体が高値になっており手が出なかった。何よりネットでお買い物をしたことがなくて、戸惑っているうちにそのサイトが消えてしまっていた。

もういちど読みたい。
心から思っていたその漫画が、なんと直接先生の下に届き、その後、DM(Twitter機能のひとつ、ダイレクトメッセージ)にてお話させていただき、なんと、コミックスに収録されていた(知らなかった!)その「夜の雪がやさしい」を送ってくださったのです!

おそるおそる、傷つけないよう袋を丁寧に開封し、懐かしい絵を目にする。ああ、亜子ちゃんだ、嶺(れい)だ、と最初は本当にただただ絵を追った。深呼吸をし、心を落ち着かせ、改めて読んでみた。

あらすじ:主人公の亜子は元気一杯の16歳だけれど、実はよくできた姉妹と比較され、孤独感を味わっていた。そこへ隣に人が越してくる。しかしその隣の庭にある特殊な生え方をした木は亜子のただひとつの居場所だったことから、そこにいても良いか許可を取りに行き、その隣人、髪の長い26歳の美しい男性、嶺と少しずつ言葉を交わし、心を打ち溶け合って行く。彼もまた孤独な悩みを抱えていた。とあるきっかけで亜子がどれほど普段感情を抑えて来たのか、木の隠れ家がどれほど亜子の感情を包み込んでくれたのかを知る。嶺は更に亜子をいとおしく思うようになる。けれど無常にも亜子の両親は亜子自身を認めてくれず、絶望した亜子は家を飛び出す。後で誤解だと知った亜子の家族と共に事情を知った嶺は亜子を探す。木の隠れ家に亜子はいなかった。それ以外なら一体どこに…。嶺はいちど二人で行った海を思い出す。亜子は海の中にその体を沈めようとしていた…。

私は当時いくつだったろう。
小学生か、中学生になったばかりだったか。不登校をしていて毎日何も解決しない日々、ただ学校へ行け、と怒鳴る両親。優秀な姉。私自身、なぜ不登校になったのか当時は理由が判らなかった。いつも昼間は居場所がなかった。けれど、心細い昼間とは反対にひとりきりの深夜は安心した。夜は私に優しかった。この本の亜子ちゃんほどきちんと言葉で伝えることはできなかったけれど、この本のラストのように何とか私の問題は解決した。そして今の私がいる。今でもつい先ほどのことのようにあの頃の感情が蘇る。私はこの本を読むことで自分で自分をセラピーしていたのだ。それがあの時、あの日々の中での存在だったのだろう。

読んでいて何度も涙を堪えた。当時は身近過ぎたため、そこまで感情的になることはなかった。まあ、年のせいもあるだろう(笑)今は、嶺のように亜子を抱きしめたいと思う。今の私は嶺の悩みや淋しさの方がどちらかと言うと身近だったりする。頭脳は別として。それから余談ではあるが当時、鳥を飼っていたこともあり、亜子のインコが(自粛)という場面は鳥たちの存在を思い出して号泣してしまった。あんな目に遭ったら…立ち直れない。きっとあの当時だったら猫ガッデム!と感じていたことだろう。

…逸れました。
この漫画は今後絶対に離すことなく、私の宝物として、同時に少しでも感謝の気持ちを忘れた時の戒めとして時折読み返し、きちんと保存しようと思います。いえ、思いますではなく保存します。

もちろんこの漫画のラストは嶺が助けてくれて、家族とも和解します。しかし亜子は性格がとても優しくいい子だ。裏表のない純粋性と包容力がある。だからこそ嶺も大切にしたいと思ったのだろうし、そこがこの物語の魅力のひとつでもある。今考えてみるとその上での素直さというのはギフトだと思う。こんなふうに書くと本当に私自身、年齢を重ねたんだな、とつくづく思います。もうとっくに亜子や嶺の年齢も越えてしまったけれど、この物語を通してセラピーした日々は大事な記憶です。私という人間を構成してくれたひとつでもあると思っています。貴重なご縁で、こうして再び出逢えたことに大きなしあわせを感じています。今いちど、心から感謝の言葉を捧げます。小林博美先生、どうもありがとうございます。

大切にする!心から!(ハグ)

さて、遅くなりましたが新年一回目の記事です。まずこのご報告から。

幸坂かゆりも小説で参加させていただいた、
小説9編、イラスト9点が収録された本、猫アンソロジー「手のひらに猫」
2020年1月19日(日)文学フリマ京都にて、いよいよ販売されます!
主宰の笹波ことみさん(@kxtxmi)は「コハク燈」という創作サークルにて、
小説やイラストなどを書かれています。


◆文学フリマ京都

◆猫アンソロジー「手のひらに猫」
手のひらに猫表紙
表紙イラストはalmaさん。Twitter →(@alllma_original
A5判二段組/152p(カラー9p含) / 1200円
【さ-03】コハク燈ブースで頒布。

猫と暮らす世界は、
陰惨な未来も絶望も、何もかもがない世界。
手のひらで、猫の柔らかさに触れてみて。
その一瞬でしあわせは永遠になる。
ぜひ当日、お手にとってご覧ください!

なお、通信販売でも購入できます。
(「猫アンソロジー / 手のひらに猫」は2020年1月19日に販売開始)
しかし他の作品も表紙からして素晴らしいので、私もぜひ購入しようと思います。

◆Webショップ「KOHAKUTO shop コハク燈」
https://kohakuto.booth.pm/



今から楽しみで、どきどきします。もうあと少しですね。
昨年3月に、笹波さんの募集に声をかけてからこつこつと進めて参りました。
参加が決まった時に、自分が担当する猫の毛色を指定する、という条件がありまして、
わたくし、迷わず黒猫を希望しました。
そこから間もなく書かせていただけることが決定しました。

うちには猫がいるし、もちろん大好きだし、書きたい、書かせていただきたい、と思いつつ、
大事だからこそなかなかストーリーも浮かばず、夏になる頃までまったく白紙状態でした。
その後、ちらちらと脳内を駆け巡るものがあり、やっと手をつけることができました。

あらすじを少々。
大学生の一人暮らしの主人公の許に突然現われたメスの黒猫。
黒猫は野良で、飼い主がいない。しかしとびきり美しくしなやかな彼女を、
放っておくことができない。さあ、どうなる!

いえ、特にサスペンスでもなんでもありませんが、説明が下手で(笑)
脳みそを空中浮遊させ、自由に自由に書かせていただきました。
そんな幸坂かゆりの小説、タイトルは「永遠の恋」です。
熱過ぎない適温ロマンスが大好きな私の得意分野でございます。
どうか皆様、行ける方は当日、ぜひ、お手にとってご覧くださいませ。
どうぞ、よろしくお願い致します。

/ 追伸

文学フリマ京都は大盛況のうちに幕を閉じたそうです。
当日、私はその場に行けなかったけれどSNSや、同じく参加された皆様からの、
ダイレクトな生の声を読んではわくわくしていました。
余談ですが、その日は一日中眠かったので、
多分、魂の半分くらいは京都に飛んで行ってたのでは、と思います(笑)

参加が決まった時点で、進捗状況もこまめに報告していただき、
その都度、連絡を取り合えて不安になることもありませんでした。
実に気持ちの良いお仕事ができて洵に感謝しております。
今回は本当にありがとうございました。
また縁がありましたら参加させてください。

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大晦日です。ブログは7月からご無沙汰しておりました。
私は元気です。みみちゃんも元気です。
1ヶ月に一度は書いていたはずなので振り返ってみると、
うむ。確かにいろいろあった。あんまり振り返るもんじゃないな(笑)
あ、大きな出来事があった。
3月3日、書籍を発表しました。
愛猫、らむ子さんが表紙の「君と僕の記憶のすべて」
現在も無料で読めるので、どうぞご一読ください。
平和で、歩幅を広く取ったゆったりとした短篇集です。
4月は過去に書いた古めの小説を別サイトにアーカイブとして公開しました。
そして2020年1月19日、
文学フリマに出品される「猫アンソロジー」に参加させていただきます。
もうすぐです。どきどき。

その後は少々調子を崩しましたが令和の始まりと共に、
次の目標も決まり、5月にはみみちゃんの22歳の誕生日!
可愛いべイビーですよ、いとおしいです。
6月にはずっと伸ばしていた髪を40センチ切り、
その髪はかねてから希望していたヘアドネーションをして来ました。

で、令和元年最大のハイライトは、
大澤誉志幸さんのライブに再び参加できたことです。
懐かしい友達にお誘いをいただき、会えたことが夢のよう。
でも夢じゃなかったんだな、これが!
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目眩がするほど香りも雰囲気も懐かしくて、
夢じゃないけどやっぱり夢のように楽しくて幸せで、
また絶対に行くぞ、と決心を新たにしたライブでありました。

それからは読書と日常。いつもどおりの日々。
源氏物語や泉鏡花にはまり、大晦日前日、2011年からずっと読みたいと思いながら、
なぜか読んでいなかった本をとうとう紐解き、大きく心を動かされました。
色々長々書きましたが、私のまいにちはイラストのようにいたって平和です。
来年も穏やかで、好きなものを愛し続けられるまいにちでありますように。

一日のひとコマ
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こちらは最近のみみちゃん。
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※書籍情報
「君と僕の記憶のすべて」幸坂かゆり / BCCKS刊
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※2020年1月19日 第4回文学フリマ京都
 笹波ことみさん(@kxtxmi)主宰「猫アンソロジー」参加
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最後になりましたが、来年もどうぞよろしくお願いします。

うお。
もう一週間以上経ってしまったのか。

お久しぶりです。
そして私自身、久しぶりに大澤(誉志幸)さんのライブに参加して参りました。
「大澤誉志幸 SASURAI TOUR 2019 夏の宵」です。
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※2枚目の画像は北海道の大澤さんファンの方が作ったものだそうです。すごい。使わせていただきます。

今回は大澤さんがこちらに来てくれたと言っても過言ではない。誘ってくれたのは大澤さんの記事の時にいつもお名前を出させていただいているM姉さん(ブログはコチラ
実際、大澤さんの北海道ツアーと言っても毎回遠い場所ばかりだったので諦めていて客観的に眺めているばかりだったのですが今回はなんと網走市美幌町という町で北見市のほぼ隣! メールでそんな情報があったことにも気づかずにいた俺。バカ! 俺バカ!

M姉さんの魅惑のお誘いに秒で「イエス」の返事をした自分にも驚いたが、フットワークも軽くあれよあれよとチケットにホテルまで予約してくれた姉さんには感服してしまうのであった。そして年齢を経たこともあるのか若い頃ほど緊張感がなかった。これは洵に嬉しいことです。緊張感というもので言いたいことも言えない過去が山ほど積み重なっているのだから。今回の旅行は100パーセントめちゃくちゃ楽しかった! 体調も(体重増えたせいか)あまり疲れを感じず万全。地元でありながら普段近すぎて行かなかった観光スポットなどにも赴いた。

話がめちゃくちゃになる寸前なので一端戻しましょう。
大澤さんのライブは令和元年7月9日、美幌「ぷちパーティ」というライブハウスにて行われました。小さなお店ですが音も良くきちんと座れる空間でお酒も飲める好みの場所でした。(ただトイレがまさかの和式…)ライブ前、ごく軽く食べたいね、と言っていた私たちに「今日はフードは提供していないんですよ」というライブハウスのスタッフさんのひとこと。ちっ。オススメしてくれたお隣の焼肉屋さんに出向き、なぜライブ前に焼肉なの、と愚痴を言いつつ匂いのつかない配慮をしてくださっているその店でたっぷりサガリ(ハラミの脂身が少ない感じの肉。或いはハラミの北海道の言い方)や野菜を食べる。美味しかったです。スタミナつきました。

さあ、ライブですよ…。
以前行ったのがいつか思い出せないくらい月日が経っていますよ…。
確か最後に行った時、唇が荒れ放題で口紅すら塗れなかったはず。しかも駅の階段から落ちたはず。今回もまあ肌荒れがあったけれど何とか前日にケアが間に合い、ファンデーションはつけられなくてもコンシーラーに救ってもらい、何とかなった。個人的か。

私と姉さんは前から2番目の席を選び、大澤さんの膝小僧がやたら目に入る位置でした。大澤さん、お膝ぴかぴか。途中何となく幽体離脱しているような感覚で、自分がこの場にいること、10年ぶりくらいに再び大澤さんの魅力的なハスキーヴォイスを目の前で聴けていることが不思議でならなかった。ツアーはまだ途中なのでセットリストの解禁はいけないですね。しかし馴染みのある曲、珍しい曲、あの曲この曲どんな曲(大澤さんが何度も言ってた)雰囲気に合わせ、色々と演奏してくれました。つくづく思ったが大澤さんは本当にギターのテクニックがすごい。あの細くて長い指を見ていてもわかるけれど器用でとにかく上手い。3本のギターを駆使して色んな奏法も楽しめました。キーボードの青木庸和(つねかず)氏との相性も素晴らしく、魅了されました。アンコールも含め、全19曲、いやあ楽しめました! 大澤さん! 心の故郷! …と言わせていただきます! もうやはり会わずにはいられない!

大澤さんとはライブ後、5000円以上グッズを購入したお客様に「Two Shot Ticket」なるものがゲットでき、グッズにサイン、握手(お好みによっては)ハグ、などしてもらえるチケットが貰えます。パンフレットは既に持っているものでしたがなんのその。何冊あってもいいので買いました。その他こちらも個人的にずっと欲しかった扇子を購入。ああ、デパートとかで買わなくて良かった。立派な誉マーク(大澤さんのサイン)のついたものは私にはどんなブランドものよりも尊い。ちょっと雰囲気でパタパタしたくなるがうちには猫がいるので要注意。大事にします。夏の間、どこに行くにもお供させます。

と、言う訳でかなり遅れた上にもう大澤さんは北海道から離れてしまっていますが、ここは書かなければ。ライブ前後、M姉さんと道東観光もとても良かったのでこの後書きますね。もう一度言う。めちゃくちゃ楽しかった!

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平成最後から令和元年にかけて夢中で読んでいた本がある。
青空文庫なので電子書籍になるけれど本は本だ。最初は病院の待ち時間などで何となく目にしただけだった。それなのにいきなり夢中になり続きが気になり、結局すべてダウンロードして読了した。それは与謝野晶子訳の「源氏物語」だった。令和にいきなり平安時代の物語。しかし構わない。おもしろいんだから。私は今の今まで「源氏物語」をきちんと読んだことがなく、興味はありつつ読むきっかけもなくここまで来た。大和和紀さんが好きなのでいつでも読める体勢は整っていたはずなのに読まなかった。これも縁なのか。

そして読了後、私の光源氏への印象が変わった。
あんた、まめでええ奴やな、といきなり関西弁で答えたくなるような感じだった。まず初めに一夫一婦制の世の中で数え切れないほどの女性を愛人に持つような男を信じられなかったというのがある。第一夫人として最後まで愛される紫の上にしたって誘拐のように引き取り、むりやり手篭めにするのをあらすじで知っていたため違和感があった。けれどいざ読むと確かに紫の上との初夜となる場面は痛々しい。ただ源氏の生きる時代での女性の立場の弱さというものを考慮しなければならない。現代のようにひとりでも生きて行くというのはほぼ不可能に近く、大抵ひとりで生きると決めた女性は尼になり世を捨てる。最初こそ馴染まなかったが大体2帖くらいから慣れた。

そして光源氏の描写が驚くほど美しく、彼に敵うものはないという書き方なので何となく納得して読み進めた。終いには光源氏にどこか好感を持つようになった。と言うのは、彼は自分が手をつけた女性を絶対に見捨てないからだ。読む前から有名だった、容姿があまり良くないとされる末摘花に対しても、途中疎かにはなるものの最終的に思い出し、きちんと妻の座を与える。その辺りの物語の進み具合は痛快だ。なかなかそういうのはできるものじゃない。しかも他にも尋常な数ではない女性と付き合っているので、その人たちの生活の面倒を見ているというのは多分、彼にしかできないことであっただろう。それだけでもすごいと思ってしまう。あくまでもあの時代に於いてだが。何しろ女性の自由がまったくきかない時代の物語で、肝心なのは著者が女性だということだ。そこにますます説得力を感じてしまう。

源氏亡き後の物語にも美しい男は登場する。
それは源氏が生きていた時代、彼がむりやり関係を持った女性が遺した子供の薫であるが、彼は本当の父親の反対を行くような真面目な性質で読んでいてあまりにも恋に関して呑気なので、苛々すること多数であった。彼のライバルとして匂宮という男も出てくるが、彼は源氏の女癖の悪いところを凝縮したようないやなヤツだった。絶対彼は紛うことなきヒールキャラだ。女性に対していい加減でその興味の理由もライバルの薫が気に入ったから奴より先に取ってしまえという単なる負けず嫌いの感情だったりするから救いようがない。最後の最後に登場する浮舟という女性がなかなかに面白かった。性格自体は面白がってはいけないような真面目な女性だが、彼女は薫にも匂宮にも惹かれながら、そして迫られながらも結局靡かず出家し、尼としての人生を選ぶからだ。

そこに私はどうして紫式部が源氏亡き後もこの物語を続けたのだろうという答が潜んでいる気がした。最愛の女性であっても出家してしまえばどうしても手に入らなくなる尼という道。それは光源氏に対しての、そしてあの時代の男に対しての紫式部の筆での復讐であり、登場した女性たちへの救いのような気がした。あの時代にはそれしか方法がなかったのではないか。今も充分女性にとって不便な世の中だが比較できない。何しろ女というだけで罪だと言われるのだから、出家しか男から逃れる方法はないだろう。少なくとも読者である私はそれしか思い浮かばなかった。しかも美しい盛りの頃の出家なのだからもったいないし遣る瀬ない。しかし最高の復讐だ。

ただ女性たちは出家しながらもやはり苦しんでいる。本来ならそんな道など歩みたくなかっただろう。普通に恋愛をし、普通に夫と結ばれ、できれば子供に恵まれ、平穏に過ごす。それが望みだったのではないだろうか。しかしそんな理想も宇治でのお話、いわゆる「宇治十帖」と呼ばれる最後になると恋愛そのもの自体にうんざりしてくる。紫式部とは何者だったのだろう。今読んでも共感できるってすごい。初めて読んで夢中になって続きがどうなるのかどきどきした。こんな読書ってなかなかない。ただ与謝野晶子の訳では「源氏」とか「紫の上」とか名詞が決まっておらず男は位の高さが変わるとその位で呼ばれるし、紫の上など「女王(にょおう)」とか呼ばれるので頭がついて行かず、何度読み返したことか。次回は好評だという瀬戸内寂聴氏の源氏物語を読んでみようと思う。そして大和和紀氏の「あさきゆめみし」もどんなものか読んでみたい。

細かいところで気になったのはあの時代だから医者というものがどういう立場かわからないが、体の不調があると何かと「物の怪」のせいにしていた部分。いや普通に考えて病院行こう!と思うがあの時代の病院などの施設はどんなものだったのかわからないので何とも言えない。宇治十帖に出てくる大君という姫君などは自分の妹を心配し過ぎて死んでしまうのだから儚すぎる。夕霧や葵の上、紫の上や女三宮にも降りかかる生霊としての存在も知識では「六条の御息所」という女性の仕業となっているが、物語の中では「六条」に住んでいる「御息所」という位の人、というくらいなのでちんぷんかんぷんにはなった。

物語のあらすじだけを追うと、昭和から平成にかけて人気だったどろどろしたお昼のメロドラマのような展開だが、ここまで夢中にさせ、今でも胸の奥に息づいているように印象深くなる理由のひとつとして描写の力がある。自然の風景はもとより、着るもの、焚き染める香、凝った手紙、男女の美麗さ、ゆったりとしたあの時代の催し物等、見逃せない魅力がふんだんに散りばめられているからだ。決して現実だけでなくこちらの想像力をくすぐるような抽象的な帖のタイトルなども小説としてとても豊かだ。ここまでの物語をほんの56帖ほどで完結できるなんて本当は短いのかもしれないとも思う。そのくらい紫式部の文章にはセンスとブラックユーモアがある。でなければここまで多くの人を虜にしないだろう。その虜になったひとりに私もまた加わった。世の中、何に夢中になるか本当にわからない。面白い読書体験でした。

上画像 / 岡田嘉夫

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すべてはこの一冊から始まった。







画像から見つけて激しく読みたくなったので次はこちらを読みます。


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 Happy Birthday. My pretty baby!

5月1日、元号が変わり令和を迎えました。
さてその次の日もまた幸坂にとっては記念すべき日でございます。
かわいい愛猫、みみちゃんの22回目のお誕生日です!
すごいよ!平成と令和をまたにかけてるよ!
上画像は平成最後に撮ったみみちゃん。
下画像が最新!令和元年を迎えたみみちゃん。
心なしか、おねむのようです。
いつもまんまるな瞳できょとんとしたお顔がキュートなみみちゃん。

現在、色々と悪いところも出て来て病院通いなどはしておりますが、
よく遊び、食べて、眠って、たまにべんぴちゃんになるけれど、
そこは飼い主がマッサージなどをして解消させ、元気に暮らしております。
最近はツイッターにて毎日服薬させる錠剤をのませる様子を必ずつぶやいておりますが、
これには自分なりにどこまで続くかわからないルールがあって、
「みみちゃん」(基本)をいかに違ったニックネームで呼ぶか、と言う、
何気なくハードルの高いことを自分に課して続けております。
みみちゃんは毎日嫌がりながらもきちんとのんでくれて、
その後は何も根に持つこともせず、じっとかわいい瞳で見つめてくれたり、
遊んで、と言って来たりします。
あなたがなるべく元気で、この先も快適に過ごしてくれたらとても嬉しい。
あなたがいてくれて気持ち良さそうにあくびをしているところを見るのがしあわせ。

心から誕生日おめでとう。
また私からは炎の連続ハグになる一日です。

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かわいこちゃん、今宵のおやつは大好きなホタテ味のちゅ~るにしようね。

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短篇シリーズ「ソファーの上でロマンスを」全31作品、お引越しして公開しました。

この短篇シリーズは以前、別ブログで書いておりまして、
敬愛する大澤誉志幸さんの曲名をひたすら小説にするというブログでしたが、中途半端にしたまま更新を止めてしまいました。私の力不足が原因です。その後少々ほっといてしまった2004年から2006年にかけて書いていた…うーん、カテゴリとしてはライトノベルになっちゃうかな。その短篇たちを軽いものから重いものまで、基本的に甘いロマンス作品、31作をドーン!と別ブログにお引越しさせました。今とはかなり作風が違うので自分で読んでいてたまに歯が浮きます(笑)しかし、ぜひ気軽に遊びに来てください。こちらになります↓

「ソファーの上でロマンスを」https://beatrice.goat.me/ ※一番最初に説明があります。

そちらのブログのプロフィールとして紹介しているのが上画像です。
今回使用したブログ、g.o.a.t(ゴート)はKDDIのサービスで、縦書きで書けてイメージ写真も豊富です。ただ文章を書くだけであればとても簡単です。始まったばかりなのか、まだ細かい作業はできないようです。しかし、きれいな画像をここぞとばかりに使い、私の稚拙な2004年の小説を何とか読んでいただこう!という手段に出ました。縦書きで書ける、と言う割にすべて横書きですが…。
現在、大澤さんの曲名小説は休憩しているので、その頃に書いた短編は第一期ということでアーカイブとして作りました。またいつか、今度はきちんとアルバムごと、などテーマをはっきりさせて今の自分で書けたらと思います。

さて、この後の幸坂は、9月22日締め切りの「猫アンソロジー」の原稿に取り掛かります。
少しずつアイディアが出てきているのでそれをがっつり書いて、絞って、抽出したものを完成させたいと思います。以上、連絡でした。遊びに来てね~

猫アンソロジーバナー
新元号が決まりましたね。

「令和」

しなやかで強そうなかっこいい元号だな、という印象です。何もわからないけれど希望を感じられるという心持ちがとても心身に良い影響を与える気がします。

さて、話をいきなり自分に寄せますが、
3月1日に発行した新刊「君と僕の記憶のすべて」から、はや1か月経ちます。
時が過ぎるのが最近本当に早く感じます。そこから3月31日に、
こっそり表紙デザインと内容を変更し、BCCKSさんから紙の書籍の販売も行いました。
もちろんこれからも無料で読むことはできます。
ただ単に著者が紙と言うもので手にしたかった、というのが理由です。
そんな訳で紙の方は売り上げ0ですが閲覧して下さった方が60人もいらっしゃって、
EPUBも13冊ダウンロードしていただいております。大変ありがたいことです。
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右が最初に発行した時の表紙
左が31日にこっそり変更した表紙
(どうしても画像の大きさが揃わない…)

その後、以前参加させていただいていたサークルを離れ、
これからどうしようかと考えていたところ、
ツイッターにて来年の文学フリマに発表する予定だと言う小説を募集しているのを見つけました。
しかもその内容は「猫アンソロジー」!
「手のひらに猫を乗せるしあわせ」とキャッチコピーがついていました。
冒頭の可愛らしい画像が「猫アンソロジー」のバナーでございます。

そちらを笹波ことみさん(@kxtxmi )が主宰で 書き手さんを募集しており、
締切日に知ったのでギリギリのダメ元で応募しました。何とか間に合い、
そこから応募要領の条件を満たした方を選別し、当落が決まる、とのことでした。

それから数日後、メッセージが届き、幸坂、当選いたしました。
私は黒猫が出演する物語を担当することになりました。締め切りは9月22日、
何としてでも傑作を書きたいと思います。がんばれ私。
まずは一ヶ月間、猫の書籍群を読み、そこからテーマを決めて書き始めようと思います。
アイディアはいつも書き留めておけるようにメモを持ち歩いております。


先月は悪夢のような鬱状態に悩まされて何もできない状態でしたが、
カウンセリングの場で思い切り感情を出せたことが良い方向に向かったようで、
もちろんまだ気は抜けないけれど、それでもふつふつと元気は復活しています。
これから春もやって来るし、私のスピードを保つことを忘れず、色々行動できたらと思っています。
あ、それからもうひとつ発表したいことがあるのですが、それはまだ少し時間がかかるので、
完成次第、ブログにて報告します。久しぶりにブログを書くと、まあ長くなりますわ(笑)

ではまた近い内に!

最近、自分がぶれにぶれてしまって片言で生きているようだ。
何に対しても自分の反応が薄い。影が薄い。夢の中に片足を突っ込んで日常を暮らしているようだ。覇気がないとも言う。焦っているようでぼんやりしている。思考が分断される。集中力がおかしな方向に向く。…などと、今考えつく限りの寝言を言ってみた。いや、実際困っている。次に何をしたらいいのか、よくわからなくなっている。


上の記述までが下書きに残っていた文章。2019年3月8日になっている。
この後も先の状態は続き、充分な栄養と睡眠を摂ってネットからも離れていれば落ち着くだろう、と考えていたがもうその段階を過ぎてしまっていた。夕食の支度をしていても順番がわからなくなる。買い物に行っても何を買っていいのか決められない。意味もなく淋しい。どう考えてもこれは10年ほど前に罹ったうつの状態だ。うつはただふさぎ込むのが症状ではなく感情が見えなくなり、一見周りからすれば落ち着いて見えるのでわかりにくいのだ。実際本人はただただ焦燥感で考えることすら困難になっているのだけど。そんな訳で、かかりつけである病院に相談し、カウンセリングを受けることにした。

自分が何を悩んでいたのかは既に混乱してわからなくなっていた。
ただ精神心理士さんとは初めて顔を合わすのでまずは話すことをなるべく考えておかねば、と動かない頭で思いついた時にメモするようにしていた。しかし何せ、考えることができないので4行くらいしか書けなかったのだけれど。

そして19日、カウンセリングの日が来た。結果から言うと、号泣しました。
感情が決壊したかのように。カウンセラーの方は何を言う訳でもなく、まだよくわからない患者と向かい合い、ここ2週間くらいのことを教えてください、と何とか言葉を引き出そうとしてくれた。私も前日までは何らかの言葉を返せると思っていた。それなのに驚くほどまったく整った言葉が出て来ない。自分でも何を言っているのかわからない。ただ焦った。こんなに話すのが困難になるなんて経験がないので余計に慌て、口惜しさも手伝った挙句、涙が溢れ、止めようがなかった。

きっと私が話した言葉は途切れ途切れで何を言っているのか聴き取れなかったのではと思う。
けれどカウンセラーさんに否定もされず聴いてもらったことと、泣ける状態にまで感情が戻ったこともあり、帰宅後、私の心にはほんの少し余裕ができた。とは言え、その心の余裕は帰宅後に気づいたことなので、しばらくはカウンセリングを続けてみましょう、という話に落ち着いた。1ヶ月に1度、時間も30分、午前中、と決まっている。その方がきっと良いと思う。

ちなみに、今回の不調の原因のひとつに医師の言葉がある。
何とか保っていた昨年から次から次へと起こっていたダメージを、具体的にではなく最終的な報告と言う感じで医師に「色々あってこんなふうに思っていました」と話し、ひとことふたこと言葉をいただき、お薬の処方をしてもらえれば充分のはずだった。だからこそ診察してもらった「とある日」の医師の言葉は信じ難くて認めたくなかった。医師は話を進めようとする私に「他にもまだ患者さんがいるから」と言って遮った。違和感があった。それでも意地で話をした。最終的に「ねえ、こんなにがんばっているのにね」という言葉ももらった。だから医師のせいではなく、人間誰しも色んな心理状態があるものだと思い込もうとした。私は医師を悪く思いたくなかった。そうして押さえつけていたことで不安と行き場のないストレスが増して行った。多分、その言葉の後に話した私の言葉は受け流されていたと思う。患者、という役に私は入っていないのだと否定されたようだった。それでは私は何なのだろう。ただ精神科の待合室をサロン代わりにするような一部の人々と私は変わらないのだろうか。そんなふうに思われるのは嫌だった。

そして、そのまま我慢を重ねた結果が最悪の調子の悪さに凝縮された。
あまりにも普段の生活に支障をきたしていたため、発達障害の検査もしてもらった。結果はただの私の特性だった。では何故こんなにも毎日が大変なのだ、と考えた末に行き着いたのが医師の言葉だった。もちろん医師だけのせいではなく、それまでに積み重なったストレスがあった。しかし最後の砦、いわばオッケーという印鑑を押して終われる時に捺印を拒否された感じがした。あ、何だか今も語彙がおかしいな。まだまだ無理をしてはいけない段階なのだ。いかん。とにかく何もかもが怖くて外にも出られない、家でも落ち着かない、朝も昼も夜も義父の食事の支度をしなければならない。食材が尽きれば自分が調達しなければならない。誰も行ってくれない。これが死ぬまで続くのだろうか。重荷だった。そんな最悪な思考のループの日々にとりあえず一端タイムがかかった。私には友達もいるし姉もいるが、こういう悩みは専門家に話さなければと思っていたことでカウンセラーさんを紹介してもらうところまで進めることができた。医師がだめでもどこかに道はあるはずだと思い続けたことは正解だったと思う。でなければこんな長文も書けなかっただろう。いや本当に長いな(笑)

私は今年50歳になる。今ある悩みをうやむやにしたら、誰からも相手にされなくなるような怖さがある。差別的な見方だろうか。けれど周りの高齢になる精神的な病を抱える人を見ていると、年齢からか少し図々しくなり医師とツーカーの仲のような関係だと言わんばかりに話すのでそう感じてしまう。だから怖いのを隠していた。でもまずは落ち着いて座れる椅子を見つけたという段階だと思う。とりあえずはその椅子に座り、ゆっくりお茶でも飲んで一呼吸置いてみようと思う。まだ私はこうして分析する力がある。大丈夫だと思いたい。

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幸坂かゆり / 著「君と僕の記憶のすべて
2019年3月1日、BCCKSさんから電子書籍として新作の本を刊行しました。
タイトルをクリックすると本の詳細ページに飛び、そこから読めます。
完全無料公開しておりますのでぜひご覧ください。

しつこいくらいあとがきや解説にも書いたのですが、2006年頃から2018年にかけて書いた小説の中から12篇選んで1冊に纏めました。過去のブログや掲載していただいたサイトの作品もありますが、今回本に纏めるということでかなり執拗に推敲し、中には物語が変わってしまったものもあります。そのくらい成長しているのだ、と思いたいです(笑)

この本を作ろうと思ったきっかけは2006年から書き続けていた「微?エロで32のお題」というお題サイトさまからお借りした32編の物語が2018年にやっと書き終えたからでした。
書いている途中でお題サイトさん自体が消滅してしまった、ということもあり、実際自分でも途中で投げてしまおうかな、とか思ったことは一度や二度ではありません。
それでも半ば意地と、やはりどこか最後は自分自身で読みたいと言う自己満足的な部分があり、この32編を1冊に纏めて本にしよう、と思い立ったのが発端です、が、いざ纏めてみるとなんというまとまりのなさ。酷すぎました(笑)そのままだと自分の好きな作品もおかしなふうに見えてしまうような違和感。そういうものを感じまして色々削っていくうちにどんどん違う内容になり、32のお題も関係なくなり、気づくと私がこれまで生きてきたことをまるで彼岸から見ているような不思議な物語が集まりました。

表紙の無防備に肢を投げ出して毛づくろいをしている猫は、らむ子さん。
かゆり家にいてくれたやさしい女の子です。彼女の写真を偶然見つけて表紙にしようと決めてから、タイトルも内容もすべて変化したほど彼女の存在は圧倒的でした。そんな彼女の写真からは「あんまり攻撃的なおはなしじゃないほうがいいよ」というメッセージを向けられているような気がしました。まともに顔も映っていないのになぜだか私に語りかけてくれていました。らむ子さんはやさしい子だったから…。私は彼女のメッセージを受け、できれば表紙に恥じないような本にしたい、と思いました。

3月1日、というのは自分が決めた締め切りです。
これだけはどうしても守りたかった。編集者がいないので自分で規制を設けるしかありませんでした。そんな訳で過去作品の推敲のすさまじさは格闘としか言いようがありませんでしたが、随分読めるようになったと思います。
そしてタイトルにもなっている「君と僕の記憶のすべて」はこれまでの作品の中でいちばん素直で、自分に近くて、希望も見える大好きな作品になりました。本なので随分字数も増やせることができたので削ってきたものをすべて注ぎ込めました。なんてことのない物語、と言ってしまうのは容易い。けれど私が考える小説はストーリーありきではなく、心の記憶と風景の描写がまずありき、なのです。まだまだ修行しなければならない部分は山ほど見えますがそういった折れることのできないものが自分の中にあるのなら大丈夫だと思えます。
何だかだらだらと書いてしまいましたが、そんなふうに思えたこの本。今回は電子書籍ですが、ゆくゆくは書籍化にもする予定です。そこは自己満足で私自身が紙で読みたいというだけです。値段もつきますし、もしもそれでも購入したいという方がいてくれたら非常に嬉しいことです。

とにかくです! こうして無事刊行できた大事な新刊。
ぜひたくさんの方に読んでいただきたいと思います。ぜひご一読くださいませ。

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花の名残り
幸坂かゆり
BCCKS Distribution
2015-08-17

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